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私の名は、塩 【日本初公開】

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2013年製作/インド/作品時間92分
インド西部のグジャラート州の広大な塩田地帯で、塩づくりを営む家族を描いたドキュメンタリー映画です。インドの広大な湿地帯が、1年のうち8カ月間、製塩に活気づき、4万の家族が塩づくりに従事します。映画は、塩づくりに取り組む家族が、砂漠のような大地の小屋に引っ越してくるところからはじまります。「世界で一番白い塩を作る」ことが彼らの誇りです。彼らは家族総出で、ここで塩と共に生きるのです。カメラは静かな家族の日常を捉え、スクリーンに映し出します。泥にまみれながら過酷な労働する彼らの姿は、厳粛なほど美しく見えます。インドの女性監督 ファリーダ パチャは、人間の営みを観察しながら私たちに問いかけるのです。「なぜ、私たちは働くのだろうか」。彼女の映像詩が、私たちの生きる世界、そして私たち自身の生き様を見つめさせてくれます。
 

監督:ファリーダ パチャ  
撮影:ルッツ・コナーマン  
編集:カタリーナ・フィドラー  
 

自然の摂理に抗うことなく、ありのままを受け入れて生きる

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1年のうちの8か月間、この砂漠のような大地で家族と共に過ごしながら塩づくりのために働く彼らは、シーズンが終わるとこの地を去っていきます。モンスーンが彼らの塩田を押し流し、そしてこの大地が海に飲み込まれてしまうからです。それでも彼らは、翌年もまたここへ戻ってきます。「世界で一番白い塩を作る」ために。こうした彼らの営みを見つめることは、インドの死生観に触れることにつながります。日が昇り、朝がくる。夕暮れになり、夜がきて、また朝がくる。まるで命が永遠の循環を繰り返すように、終わりのない時間がゆっくりと流れていく・・・。彼らは、自然の摂理に抗うことなく、ありのままを受け入れて生きているのです。この映画は、資本家に搾取される貧しい労働者の社会問題を追及するためのものではなく、人間の営みを観察し、私たちの生きている世界や、私たち自身の生きざまについて、まるで映し鏡のように、私たちに問いかけてくるものなのです。
 

2013年 IDFAアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭コンペティション部門受賞 
2014年 IFF香港国際映画祭ドキュメンタリー・コンペティション受賞 
2014年 マドリード国際ドキュメンタリー映画祭 コンペディション部門受賞 
2014年 エジンバラ国際映画祭 AWFJ特別賞受賞 
2014年 ドイツカメラ賞受賞 
2014年 ペリカム国際映画祭受賞 
2014年 フードフイルムフェスディバル アムステルダム 受賞 
2014年 ブレッド映画祭 特別審査員賞受賞 

 

予告編

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