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原題:The Kingmaker
2019年製作/フィリピン/作品時間100分
鋼の蝶、もしくは鉄の蝶という異名を持つイメルダ・マルコスは、フィリピン共和国の政治家。第10代大統領のフェルディナンド・マルコス夫人だ。彼女は、今なお政界の実力者として女王のように君臨し、不屈の精神で、失脚したマルコス家の復権を目指している。本作では、マルコス政権の遺産の実態に迫るとともに、マルコス家の腐敗した歴史を書き直そうとする彼女の思惑や、長男フェルディナンド・マルコス・ジュニア(愛称ボンボン・マルコス)氏が、副大統領の座を手に入れようとするための政治活動などからフィリピンの政界事情の実態を紐解いていく。
脚本・監督:ローレン・グリーンフィールド
プロデューサー:ローレン・グリーンフィールド、フランク・エバーズ
編集:ペール・K・キルケゴー
撮影:ラース・スクリー、シャナ・ハガン
音楽:ジョスリン・プーク
繰り返されるのか?フィリピン独裁の歴史
マルコス家は、じつはドゥテルテ大統領と関係が近いといわれています。ドゥテルテ氏の父親は、一時期、マルコス政権の閣僚をつとめていたのです。80%の支持率を誇るドゥテルテ大統領は、かつてのマルコス政権のように、強い指導者を目指しており、根強い支持者と巨額の資産を持つマルコス家を後ろ盾にすることで、政界でさらに盤石な地位を築こうとしています。そうした思惑もあって、ドゥテルテ氏は、歴代大統領が認めてこなかった故マルコス元大統領の遺体をマニラ郊外の英雄墓地に埋葬することを認めたのです。これはマルコス家の悲願だったため、両者の結びつきはより強まったと言われています。フィリピン政界では、一時は失脚したマルコス王朝の復活の日が、刻々と近づいているのです。
(最優秀ドキュメンタリー賞受賞)
2019年 フィラデルフィア映画批評家協会賞
2019年 ワルシャワ国際映画祭
2019年 放送映画批評家協会賞 ドキュメンタリー映画賞
(ドキュメンタリー賞ノミネート) 2019年 ロンドン映画祭
2019年 ストックホルム映画祭
2019年 ベルゲン国際映画祭
2020年 シカゴ独立映画批評家サークル賞
2019年 エルグーナ映画祭
2020年 第72回 全米脚本家組合賞ベストドキュメンタリー脚本賞にノミネート(監督は2度目のノミネート)