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泥に沈んだ街 【日本初公開】

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原題:Grit
2018年製作/作品時間80分
撮影地:インドネシア
製作国:アメリカ

突如噴出した泥に住みかを追われた住民たちの、生存をかけた戦いの日々を追った作品。2006年、東ジャワ州シドアルジョ県のガス田から噴き出た大量の泥が周辺に流れ出し、6万人が家を失った。数日前に数百キロ遠方で起きた地震が原因という採掘会社の主張が認められ、住民への補償は滞った。採掘会社のオーナーが、最大与党ゴルカル党の党首でもあったからだ。住民たちは皮肉にも観光名所となった事故現場のガイドを務め、生計を立てる。頓挫したままの補償を勝ち取るために、彼らは庶民派の大統領候補、ジョコ・ウィドドを支持。激しい選挙戦を制し、ジョコ新大統領が誕生。しかしゴルカル党は党大会にジョコを招き、懐柔を始めた。政財界に根を張る権力者と住民の闘争は終わらない。

 

監督・製作:シンシア・ウェイド、サーシャ・フリードランダー  
編集:サーシャ・フリードランダー  
製作:トレイシー・ホルダー、マシュー・シレット  
製作総指揮:タイラー・アーロン・ロビンソン、アビゲイル・E・ディズニー、バーバラ・ドブキン  
  
  

政治にはびこる利権と汚職

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インドネシアは、長期独裁のスハルト政権崩壊後も、利権や特権を求めて政権与党周辺での汚職が続きました。大企業は自社にとって都合の良い、安定的で保守的な政党に献金。政党は大企業を優遇することで生き残るという関係を築いてきました。このような政治に国民の不信感は募り、庶民派で反エリートのジョコ・ウィドドへの支持が広がりました。ジョコ大統領が誕生したのは2014年。シドアルジョの泥土噴出事故発生から8年後のことでした。進まぬ補償に加え、噴出し続ける泥土への不安が、当時の政権への批判となって表れました。補償は進展したものの、同時にガス田の採掘が再開されており、今も住民の不安は消えていません。 


(受賞歴)
2021年 エスピエッロ国際映画祭(スペイン)最優秀ドキュメンタリー賞
2020年 コペンハーゲン映画祭(デンマーク)最優秀撮影賞
2020年 パタゴニア環境映画祭(チリ)最優秀映画賞
2020 セドナ映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞
2019年 シネエコフェスティバル(ポルトガル)グランプリ
2019年 コロラド国際アクティビズム映画祭 受賞
2019年 ソウルエコ映画祭(韓国)最優秀長編映画賞、観客賞
2019年 アッシュランド国際映画祭 最優秀審査員賞
2019年 モナドノック国際映画祭 受賞
ほか

 

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