子どもたちの未来のために全3本

「天井のない監獄」に暮らす子どもたち

2014年夏、イスラエル軍がガザ地区で実施した大規模な軍事攻撃により、557人のパレスチナ人の子どもが死亡しました。50日間に及んだこの攻撃では、約3千人の子どもが負傷し、そのうち約千人が回復不能な重傷を負っています。こうした攻撃は、子どもたちに重い精神障害をもたらしています。また、ガザ地区を封鎖するイスラエル政府は、人や物資の移動を徹底して制限し、深刻な物資不足や生活環境の悪化、経済・社会活動の停滞を引き起こし、パレスチナの人々を極限まで追いつめています。いまや「天井のない監獄」と言われるガザでは、絶望し、自ら命を絶つ人々も少なくありません。こうしたイスラエルの異常な占領政策の中で、パレスチナ・ガザ地区の子どもたちは暮らしています。

子どもたちの未来を阻む巨大な「隔離壁」

ヨルダン川西岸地区では、イスラエル政府がパレスチナ人の自爆攻撃を防ぐためとして自治区内に巨大な「隔離壁」を一方的に建設し続けてきました。国際司法裁判所は、この「隔離壁」がパレスチナの自治を阻害し、生活圏を分断するものとして、国際法違反であると裁定を下しています。にもかかわらず、イスラエル政府は壁の建設を続けています。その結果、パレスチナは自治機能を失い、移動の自由が制限され、経済は破綻し、人々の生活は困窮しています。子どもたちは通学途中で攻撃を受ける危険にさらされ、警察の介入により、逮捕、投獄されている現状もあります。このような現状で、パレスチナの子どもたちが、未来への希望を育めるはずがありません。

子どもたちの存在を通して戦争をみつめる

アジアンドキュメンタリーズでは、こうした悲惨な状況下にあるパレスチナの子どもたちの存在を通して、イスラエルとパレスチナの戦争をみつめる珠玉のドキュメンタリー映画3作品を配信いたします。それぞれの作品に描かれている子どもたちの前向きに生き抜く力からは、未来への一筋の希望を感じることができます。

500万人のパレスチナ難民の支援と保護を行っている国連パレスチナ難民救済事業機関( UNRWA )が制作したビデオ「To the People of Japan(日本の人々へ)」では、パレスチナの子どもたちが日本の支援に感謝をし、日本が戦後復興を遂げたことを手本に、自分たちも乗り越えられるはずと希望を語っています。私たち日本人は、パレスチナの現状についてもっと知る、学ぶ、考えることが必要ではないでしょうか。

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