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雨あがりの月

【日本初公開作品】
原題:两个星球
英題:After the Rain
2021年製作/作品時間104分
撮影地:中国
製作国:中国
 
四川大地震で娘を失った2つの家族の、子どもに対する愛情の偏りを克明に記録した作品。一人娘を失った夫婦は、3年後に男の子を授かる。女の子を切望していた父親は、息子への愛情が湧かず、親子の関係を築こうとしない。母もまた亡き娘にこだわるあまり、息子を傷つけるような言葉をかけてしまう。もう一組の夫婦は、“一人っ子政策”に違反した罰金から逃れるため、二人目の娘を祖母宅に預けたが、長女が震災で亡くなったために次女を呼び寄せた。姉への愛情と自分への愛情の格差を感じながらも、次女は両親との距離を次第に近づけてゆく。失った子への思いを引きずる親心、屈折した愛情に振り回される子どもたちの心情。現代中国の家族像が揺れ動く。
 
監督:ファン・ジエン  
製作:リチャード・リャン、S・レオ・チャン 
製作総指揮:ジーン・チェン  
編集:イサベラ・ツァン、マシュー・ラクラウ
 
◆“一人っ子政策”の代償は子どもたちに◆
中国では1950年には5億5000万人だった人口が1978年には9億6000万人と激増。1979年に、人口抑制のために「一組の夫婦に子どもは一人まで」とする計画生育政策、いわゆる“一人っ子政策”が導入されました。一人っ子宣言をした夫婦には、奨励金の支給や子どもの学費補助、年金の割り増しなどが保障されますが、従わない夫婦は超過出産費の徴収や賃金カット、昇給停止などの不利益があり、制度は2014年まで実施されました。2008年の四川大地震の後、中国四川省の地方政府は、震災で子どもを失った親を一人っ子政策の対象から除外しました。子どもたちの多くが、本来安全であるべき学校の校舎倒壊によって犠牲になったと批判されたことが背景にあります。

[予告編]
 
(映画賞)
2021 FIRST International Film Festival (Xining, China) –国内プレミア
2021 DMZ Docs
2021 DocNYC –審査員特別賞

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