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シャーマンからの警告 消えゆく大地の守護者

【日本初公開作品】
原題:Shaman
2018年製作/作品時間82分
撮影地:モンゴル
製作国:スペイン
 
モンゴル人の精神に根付いているシャーマン信仰の真実に迫るドキュメンタリー。自然とともに生きてきた、彼らの歴史や文化の原点を紐解いていく。南部の荒涼とした砂漠地帯、冬季は極寒の地となる北部のタイガ地帯、大草原の広がるウランバートル近郊。雄大な国土でありながら水資源に乏しく、草木は気候変動に敏感に反応する。経済活動の発展とともに草原は消え、社会主義の崩壊により多くの人が劣悪な環境で働くようになった。忍び寄る不安に苛まれる人々が行き着く先は自然の神々のメッセージだ。救いを求め、シャーマンに帰依する。一見、非科学的と思える精神世界の中に、人類が抱えている普遍的なテーマが垣間見える作品だ。
 
監督・撮影・編集:ダビド・ゴメス・ロラン  
製作・音響・挿絵:シャンクン・リュウ  
音楽:オスカー・サンチェス
 
◆気候変動による大自然の消失危機◆
この三四半期(75年)の気温上昇は、世界平均が0.5度であるのに対し、モンゴルは2度を超え、気温上昇が最も早い地域の一つに数えられています。そのため、過去20年では砂嵐、雪嵐、豪雨、洪水とも発生件数が増加。遊牧民の暮らしに大きな影響を与えています。中でも深刻なのが、夏の干ばつの後に冬の暴風雪が続く“ゾド”と呼ばれる現象。家畜の大量死を招き、生活が破綻する遊牧民が増えました。近年はゾドの発生頻度が高まっており、遊牧で生計が立たなくなった者たちは炭鉱での違法採掘に手を染める人たちもいます。モンゴルの美しい大自然は今、消失の危機にさらされているのです。

[予告編]

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