父と娘全3本

父親は“謎”の存在

娘にとって、父親の存在は“謎”です。あまり心情をさらけ出さない父親が多いからかもしれません。昔であればあるほど、父親は母親にはない社会との関りや、大黒柱としての威厳があり、それゆえに少し距離がある存在でした。日常的に、娘は父の背中をみつめながら、無言の人生哲学を受け止めるような関係が普通だったのです。

大人になってはじまる父を思う娘の旅

思春期の娘は、父に対して反抗する気持ちが芽生えます。そこで父親との距離は、さらに離れてしまいます。そこには、素直になれないもどかしさもあれば、年を経て初めてわかる思いもあるでしょう。大人になって父を思うとき、ふと考えるのです。「あの時、父は何を思っていたのだろう」と。そこから父を思う娘の旅がはじまります。

父親の人生の決断、そこにある家族への思い

父親の人生を紐解くと、そこには今まで気づかなかった父親の大きな人生の決断がみえてきます。その決断の裏で、父の家族に対する思いにたどり着くことができるのではないでしょうか。一方で、社会における父の存在や立ち位置も見えてきます。その時代の社会情勢や、懸命に何かと葛藤する父の苦悩が垣間みえることで、一人の人間としての生き様も知ることになるでしょう。

父を知ることで、人生を学び、生きる価値をみつける

世界で一番有能な教師よりも、分別ある平凡な父親によってこそ、子どもは立派に教育されると言われるように、父親が残した足跡は、子どもの人生にいつまでも留まるものです。父の人生をめぐる旅によって、あらためて父からの愛情であったり信頼であったり、多くの気づきや学びを与えられるのです。父を知ることで、人生を学び、自らの生きる価値をみつけられるのです。

今回の特集では、娘が自らの父の人生と向き合うドキュメンタリー映画3作品をお届けします。そこから見える父と娘の絆は様々ですが、父親への愛情と、尊敬の念や感謝の念が自然に込み上げるところに、深い共感を得られるのではないでしょうか。

 
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