海に生きる全3本

私たち人間は海と深いかかわりをもってくらしてきました。人間は、海とどのように向き合いながら、生活していくべきなのでしょうか。

海を汚すのも人間、海を救うのも人間

例えば、地球には海が存在したからこそ、私たち人間も生まれることができました。生物は、海と深いつながりをもって生きているのです。ところが、人間たちは自らのエゴで、豊かさや便利さを追い求めるあまり、海を汚し、環境を破壊してきました。今こそ、手遅れになる前に何とかして海を救いたい、そう思うのもまた人間です。海を知り、海が抱えている問題を、私たちは考える必要があります。

魚を取り尽くす漁業技術の発達

例えば、海の魚たちは無限に獲れるわけではありません。漁業技術の発達は、魚を取り尽くしてしまう危険性さえ伴っています。限りある海の幸を、できる限り豊富に、しかし永遠に獲り続けることができるよう、工夫しなければなりません。理想的な漁法は、魚や海の立場をもって、想像する必要があります。

もっと本能的な「自然とのつながり」を求める感覚

例えば、私たちは、海が抱える「問題」に直面しています。海の環境の悪化や地球温暖化といった現実は、利益の喪失や、商品の不足、被災による損害などを引き起こし、「問題」とみなされます。しかし、さらにこの「問題」を紐解く中で、もっと本能的な、「自然とのつながり」を求める感覚があるのではないでしょうか。それは、「自分たちが生きていくために必要なもの以上は獲らない」という方法を守ることです。そして、私たちは海から恵まれるだけでなく、与えることも、求められているのです。

海を活用し、海と共生する

海に囲まれた島国・日本は、いつの間にか、海から遠く離れた生活に慣れ親しんでいるようです。しかし日本人は、21世紀のエネルギー社会を見据えて、新たに、環境、食糧など、幅広い分野で海の力を活用する必要がでてきました。今後は、水産資源や鉱物などを一方的に奪い取るのではなく、海と共に生き、互いに支えあうことを強く意識する必要があるのです。

 
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