
ご購入(¥495)はこちらから
視聴期限は購入後7日間になります。
以下の月額見放題に登録することで、この動画は見放題になります。

原題:龍之女
英題:Dragon Girls
2013年製作/作品時間93分
撮影地:中国
製作国:中国、ドイツ
中国河南省にある少林寺塔溝武術学校は、生徒数3万5000人を擁する、功夫指導に特化した教育機関。徹底的に管理された集団行動と、体罰さえも容認する指導方針を、校長は「しつけ」と呼び、「活躍の機会を得るため」「強い相手に負けないため」だと誇る。生徒たちは夜明け前に起床し、日が暮れるまでトレーニングに励む。本作は、ここで寮生活を送る少女たちの素顔に密着したドキュメンタリーだ。ホームシックや冬の寒さに耐え、けがに苛まれながらも、ひたむきに強さを求める。厳しさのあまり、施設を脱走した生徒も多い。そんな負の側面とともに、生徒の家族背景も追うことで、現代中国の親子関係も浮き彫りにしている。
監督:イニゴ・ウェストマイヤー
助監督:リー・ユアン
脚本:ベンジャミン・クアベック
撮影:ローマン・リパ
音楽:クレメンス・ベッカー
武術の聖地に集う少年少女たち
少林寺塔溝武術学校は、2008年の北京五輪開会式では集団演武を披露。そのパフォーマンスは「武術を超えた」と称賛されています。学校がある河南省登封市には少林寺拳法発祥の地・少林寺があり、80校を超える武術学校がまちの最大の産業。小規模校でも200~300人の生徒を抱え、中国全土はもちろん、海外からの留学生も在籍。全体では数万人規模と言われています。学校は全寮制で、午前中は武術訓練、午後は一般の授業を行うのが一般的です。少林寺は中国仏教の聖地のひとつであり、各校とも校内に仏教施設が設置されていましたが、近年は政府が宗教への取り締まりを強化。仏教施設を校外に移転させ、仏教的な服装は変更し行事も取りやめるなど、政治に振り回される状況が続いています。