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原題:The Earth Is Blue As an Orange
2020年製作/作品時間74分
撮影地:ウクライナ
製作国:ウクライナ
ウクライナ東部のドンバス地方で2014年から続く紛争が舞台の作品。ドンバスの紛争地帯最前線で暮らしている、シングルマザーのアナスタシアと4人の子どもたち。撮影監督を夢見る長女ミロスラヴァをはじめ、家族全員が映画に情熱を持っている。避難シーンや避難民の窮状を再現し、家族と街の物語を映像化。戦車を使った場面の撮影では地元の兵士たちの協力を受け、祖母からは惨禍をくぐり抜け生き残った体験を聞く。リアルタイムの戦争体験をトレースする作品で、映像が持つ力の限界に挑んでいる。平和を望む市民の思いは切なく、また尊い。現実とフィクション、トラウマと芸術の間をさまよう、究極の人間ドラマだ。
監督: イリナ・ツィリク
プロデューサー: アンナ・カプスティナ、ギエドレ・ズィキテ
編集: イヴァン・バニコフ、イリナ・ツィリク
撮影: ヴィヤチェスラフ・ツヴィエトコフ
音楽: ヨナス・マクスゥイティス
2国間の緊張の縮図となったドンバス地方
ウクライナでは2004年の大統領選挙で親欧米の政権が誕生しました。2010年に親露派が返り咲いたものの、2014年の反政府デモで政権が崩壊。大統領だったヤヌコヴィッチ氏がロシアに亡命しました。その後、ドンバス地方ではロシアを後ろ盾とする反政府の分離主義グループが抗議行動を起こし、ウクライナ政府との武力衝突に発展。ロシアによるウクライナへの組織的な政治活動および軍事行動が背景にあるといわれています。停戦協定が結ばれてもすぐに協定違反の武力行使が起こり、2021年にはロシア軍がウクライナ国境に集結。22年2月にウクライナへ侵攻し、現在に至ります。題名の「地球はオレンジのように青い」は、日常生活では起こりえない矛盾を指していると言われています。
(映画祭/受賞歴)
2020年 サンダンス映画 ドキュメンタリー監督賞受賞
2020年 DocuDays UA国際人権ドキュメンタリー映画祭受賞
2020年 ベルリン国際映画祭
2020年 なら国際映画祭
Museum of Modern Art Doc Fortnight(USA)
コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭
Hot Docs 国際ドキュメンタリー映画祭
クリーブランド国際映画祭
テッサロニキドキュメンタリー映画祭
60以上の国際映画祭に参加。