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原題:Shadow Flowers
2019年製作/作品時間109分
撮影地:韓国、北朝鮮
製作国:韓国
「脱北ブローカーにだまされて韓国に来た」と主張している北朝鮮人民で平壌市民のキム・リョンヒさんは、国家保安法違反の疑いで警察の取調べを受け、祖国に戻ることが許されない。何とかして北朝鮮への帰国を果たそうとする彼女は、パスポートの偽造や、国外追放されるべく自分はスパイだと偽証したりして、一時は収監されたこともあったが、ことごとく失敗に終わる。自分が生まれ育った故郷を愛することが罪なのかと、絶望のあまり自殺をも試みる。一方、韓国政府は頑なに彼女の北朝鮮への送還を拒み続ける。なぜ、彼女は北朝鮮へ帰ることができないのか。彼女の問いは、南北関係の果てしなく深い溝を浮かび上がらせる。
監督:イ・スンジュン
製作:ゲイリー・ビョン・カム・セオク
編集:リー・ハクミン
音楽:ジェオン・ユンジン
「国家保安法」で浮き彫りになる韓国内の意見対立
韓国では、国家の安全を確保するために反国家活動を規制することを目的として作られた「国家保安法」を廃止せよという声が高まっています。日本統治時代の治安維持法を原型としており、韓国でもこの法律が恣意的に適用され人権侵害を引き起こした歴史があることから問題視されてきました。さらに、南北関係の変化や人権意識の高まりが、「思想信条の自由」や「表現の自由」を制限し、人権侵害を引き起こしかねない法律の矛盾点などに焦点が当てられ、国会でも繰り返し議論されています。しかし、韓国社会では全廃から一部改正まで与野党間での意見対立があり、議論が続けられています。
(映画祭/受賞歴)
2019 DMZ国際ドキュメンタリー映画祭 最優秀賞受賞
2019 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭
2019 ヘルシンキドキュメンタリー映画祭
2019 テンポドキュメンタリー映画祭(スウェーデン)国際ドキュメンタリー賞受賞
2020 コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭
2020 MoMA映画祭
2020 台湾国際ドキュメンタリー映画祭
2020 Hot Docsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭
2020 ミレニアムドックスアゲインストグラビティ映画祭
2020 FIDBAブエノスアイレス国際ドキュメンタリー映画祭 最優秀賞受賞
2020 ランデブーウィズマッドネス映画祭(ポーランド)
2020 Ji.hlava国際ドキュメンタリー映画祭(ウクライナ)
2020 Verzió国際人権ドキュメンタリー映画祭(ハンガリー)