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【新登場】韓国:ピョ・イェリムの闘い
原題:SOUTH KOREA: PYO YE-RIM’S FIGHT
2025年製作/作品時間37分
撮影地:韓国
製作国:フランス
※一部の国からは視聴できません
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12年間のいじめに耐え続けたことをソーシャルメディアで発信した女性、ピョ・イェリム。一躍時の人となった彼女は、自殺予告の動画を投稿し、この世を去った。いじめ被害を告発した後に寄せられた、激しい非難と中傷が原因だとみられている。教室に入るなり殴られたり、便器に頭を突っ込まれたりといった、激しい暴力の日々。その被害をネットで公開すると、多くの応援とともに誹謗中傷が襲いかかってきたのだ。韓国社会の大きな課題となっている学校でのいじめ。イェリムの勇気ある告発以降、加害者はどんな有名人であろうと仕事を失い、社会的に抹殺された。当事者である子供たちと、彼らを傍で見守る親や教師、それぞれがいじめ問題を乗り越えようと動き始めた。教育現場の闇に切り込んだ作品だ。
監督:セバスティアン・ダゲレスサール、チャン・ギョンス
撮影:セバスティアン・ダゲレスサール
編集:ハロルド・グルヌイヨー、レオ・ドゥブロフ
プロデューサー:ステファニー・ルブラン、スタニスラス・ガゼル、チャン・ギョンス
◆被害の増加が続く韓国のいじめ問題
韓国のいじめ問題は「学校暴力」と呼ばれています。被害率は2021年以降4年連続で増加傾向にあり、特に小学生の被害が突出して高く、調査開始以来の最高値を記録しています。この問題は、被害者が自殺を選ぶほどの苦しみを負う、“超競争社会の教育システム”に根ざしていると指摘されています。2021年頃から芸能人や有名人の過去のいじめ加害を告発する「#暴Too」(学暴MeToo)運動が広がり、社会全体が問題の規模を認識し始めています。2004年に制定された法律により、いじめ加害者には加害の悪質性や反省の程度に応じて9段階の厳しい処分を適用。特に重い処分を受けた場合、進学の際の内申に記録が残るため、加害者にとって大きな不利益となる制度が強化されています。
[予告編]
(受賞歴/映画祭)
2025年 Festival du documentaire sur la justice – Avocats Barreau Paris(フランス) オフィシャルセレクション
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