特集 「動物と人間」(全12本)

◆自然界で共存してきた人間と動物
有史以来、人間は動物と自然界で共存してきました。現代においても、動物の特徴あるいは動物が生み出すさまざまな恩恵を受けて、豊かな暮らしを築いています。そして、ときに私たちは食物連鎖の頂点として、動物の命をいただくこともあります。人間の生命は、動物の生命なくして成り立たないでしょう。また、愛玩の対象として、人生の伴侶として動物と暮らす人も多くいます。人間と動物はどう関わってきたのでしょうか、これからどのような関係を作っていくのでしょうか。
 
◆特徴を活かすことで互いに繁栄
農業や漁業などの生産活動を行いながら動物と共存することは、人間にとって重要なテーマです。環境の変化により、さまざまな動物が私たちの生活エリアに出没するようになりました。身近なところでは害獣の問題が多発しています。作物に被害をもたらす動物がいる一方で、生産活動にプラスの作用をもたらす動物もいます。人類は太古の時代から、動物の生態を利用して繁栄してきました。それはまた、人間だけでなく動物の種族維持にもつながる活動なのです。
 
◆ペットと家畜 飼育動物の役割
飼育する動物を家畜として扱うか、ペットとして扱うか、人間の価値観によって大きく変わります。決してペットが良くて家畜が悪いというような位置づけではありませんし、家畜としての役割を全うする動物なくして、私たちは命を維持することはできないでしょう。かわいがるだけの存在ではない、人間と動物の本質的な関係はどこにあるのでしょうか。国が変われば動物の扱いも変わります。文化や宗教、生活環境によっても違いがあるでしょう。人も動物も幸せに暮らしていくために何が必要なのか。考える機会となる作品を揃えました。

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