性加害に対する弊社の姿勢について

株式会社アジアンドキュメンタリーズがこれまで協賛してきた東京ドキュメンタリー映画祭の責任ある立場の方が、過去に性加害を行なったとして、被害を主張される方から告発されていた事実を知りました。加害者とされた本人は、すでにブログにより裁判等の経緯について説明し、違法行為は否定されておられますが、道義的に過ちがあったと認めています。引き続き本人の真摯な対応と、映画祭としての信頼回復を強く求めます。
 
また、私どもは協賛企業としての責任を痛感しております。これまで弊社では、配信する作品を通じて人権を尊重し、性暴力を非難するメッセージを社会に届けてまいりました。しかしながら自社が協賛する映画祭に関して不本意ながらこのような事実があったことを認識せず、結果的に加害を黙認するような形になってしまったことは、被害を受けた方をさらに傷つけ、また社会へ誤ったメッセージを発信することにつながってしまったと、極めて重く受け止めています。
 
昨今、日本の映像業界で繰り返されてきた性加害が次々と明らかになり、その異常性が海外からも問題視されています。「よくあること」「個人の問題」と見過ごされてきた認識の甘さが、いかに多くの深刻な被害を生じさせてきたか、私ども映像業界の関係者は、あらためてしっかりと認識しなければなりません。また、特に業界において指導的地位にある者の加害行為は、業界全体に及ぼす影響が大きく、決して見過ごすことはできません。
 
あらためて、弊社は性加害の黙認につながるような考えとは決別し、加害行為を断じて許さない姿勢を堅持することを宣言します。またこうした姿勢については、弊社と関係する法人や個人にも、契約などを通してご同意いただくよう求めてまいります。日本の映像業界に蔓延してきた深刻な性加害について一刻も早く撲滅し、誰もが安心して働ける当たり前の環境づくりを目指し、微力ながら信頼回復の一助になるよう努めてまいります。
 
2023年8月2日
 
株式会社アジアンドキュメンタリーズ
代表取締役社長 伴野 智


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