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14枚の絵画

【日本初公開】
原題:14 Paintings
2023年製作/作品時間24分
撮影地:中国
製作国:中国

複製画のメッカといわれる大芬では、中国の経済発展とともにオリジナル作品を生み出す絵師が増えてきた。街角や建物に施された壁画、オフィスの調度品、マンションのインテリアなど、さまざまな場所で大芬の絵師たちのオリジナル作品を目にすることができる。中国経済の繁栄とともに、人々の暮らしは豊かさを増してゆく。絵画はその象徴でもある。模写からオリジナルへ。そんな絵師たちの独創的な表現が、広く中国社会に受け入れられているのだろうか。中国における絵画の価値やアートの意義をあらためて考えさせられるドキュメンタリー映画だ。

監督:ドンナン・チェン
プロデューサー:ドンナン・チェン、ジソン・リー
撮影:シャオシャオ

◆複製画よりも高値のオリジナル作品◆
大芬の絵師たちがオリジナル作品の制作に傾倒し始めたのは、人件費の高騰がきっかけと言われています。複製画よりもオリジナルの方が高く売れるのです。需要はアート作品としてではなく、あくまで内装用としてのもの。ホテルやオフィス向けの絵画ビジネスは拡大し、年間で100万枚以上を輸出するほどの産業に成長しました。オリジナル作品は、いくらで売れるか見当がつかず、売れないこともあります。絵師にとってはリスクがありますが、絵画展で3回受賞すれば「画家」を名乗れ、高い値で買ってもらえるようになるため、夢を持った絵師たちが日々制作に励んでいます。

[予告編]

(受賞歴/映画祭)
2023年 FIRST国際映画祭(中国) オフィシャルセレクション
2023年 第20回広州国際映画祭(中国) オフィシャルセレクション
2023年 北京国際短編映画祭(中国) オフィシャルセレクション
2024年 サンダンス映画祭(アメリカ) オフィシャルセレクション
 
2023年 アムステルダム国際映画祭 最優秀短編ドキュメンタリー ノミネート


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