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【新登場】秘境をぶっ飛ばせ!ブータン編

原題:DICING WITH DEATH: BHUTAN: HAPPINESS AT ALL COSTS
2020年製作/作品時間46分
撮影地:ブータン
製作国:フランス
※全世界から視聴可能
 
ブータンの東部の町、タシガンでバスの運転手として働くテンジンは、ヒマラヤ山脈を越えてインド国境へと向かう。180kmの道のりは、そのほとんどが未舗装の悪路。移動時間は15時間にもおよぶ。バスは老朽化している上に、モンスーン季には大雨による災害に加え、濃霧による視界不良もあって危険度が高い輸送となる。木材商のチェワンは、手配したトラックに指示を出すために小型車で80kmの悪路を走る。トラックドライバーだけでなく、彼自身も命の危険にさらされている。両者とも道中ではさまざまな困難に直面するが、周囲の助けを借りながら目的地へと向かう。輸送に関わる人々の様子に、ブータンの「幸福」の姿が見え隠れする作品だ。
 
監督:アレクサンドル・スパライコビッチ
編集責任者:パトリース・ルッチーニ
音楽:ジュリエン・バリリ
撮影:ギヨーム・ローテリエ、アレクサンドル・スパライコビッチ
編集:ジュリエン・メスキータ
プロデューサー:ドミニク・カレル
 
◆「幸福の国」を貫く道に、開発と伝統の相克
独自の幸福指標を堅持するブータンでは、1962年の道路開通が近代化の号砲となりました。かつて徒歩で8日を要した移動が1日へと劇的に短縮された一方、インフラの偏りは新たな課題を生んでいます。今なお世帯の約1割が、最寄りの道路まで6時間以上の徒歩を強いられており、このアクセスの差が地域格差や農村の過疎化を招く一因となっています。
また、峻険な地形は道路の建設を困難にしています。道路延長は平均で直線距離の2.5倍に達し、雨季には土砂崩れが頻発します。この難工事を支えるのは、適切な防護具も持たず標高3000m超で爆破作業に挑むインド人労働者です。信号を廃し、仏具のマニ車のように「時計回り」の交通制御を重んじるブータン独自の知恵は、開発と伝統をいかに調和させるかという重い問いを私たちに突きつけています。
 
 
 
 

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