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チャダー 故郷への道

【日本初公開作品】
原題:CHADDR -A River Between Us- 
2020年製作/作品時間88分
撮影地:インド
製作国:ドイツ
 
ヒマラヤ山脈の町、インド・レーの寄宿学校で学ぶ女子生徒、ツァンヤンの帰省に同行したドキュメンタリー。故郷への道路は雪が降れば閉ざされてしまい、“チャダー路”と呼ばれる川沿いのルートを数日がかりで歩いて往来する。ツァンヤンの父は18年間、チャダーを通って我が子を学校に送り、そして学校が閉鎖される冬季が来ると家に連れ帰る。気候変動と環境破壊の影響で降雪量が減り、農地は壊滅的な打撃を受けた。川の水位も下がり、氷は次第に薄くなる。チャダーは危険な行路になってしまった。危険と隣り合わせの氷上、雪上や断崖を、いたわり合いながら進む父娘。渓谷の美しい景色に魅了される一方で、自然環境や人々の暮らしが蝕まれている現実からも目が離せない。
 
監督:ミンス・パク  
製作: レナ・カルベ、ミンス・パク  
音響:アンドレアス・ゴールドブルナー  
編集: ウルリケ・トートラ  
脚本: グレゴール・コッペンバーグ  
音楽: ヘンリック・エイジャックス
 
◆温暖化の影響で生活路にも異変◆
チャダーは“氷の回廊”と形容される、トレッキングファンの人気スポット。一方で、冬のラダック地方の重要な生活路でもあります。非常に危険な道であるにもかかわらず、地元の人々によって長い間使用されてきたルートは、近年の気候温暖化により危険性がさらに高まっています。ラダックでは、過去40年間で冬の平均気温が1度ほど上昇。生活に欠かせない水のサイクルに断絶が生じています。1年間でわずか110ミリほどしか雨が降らないこの地方にとって、冬に降り積もる雪と氷河は土地の生命を支える貴重な水源です。しかし近年は積雪量が激減し、春を待たずに雪が消滅。さらに、氷河はより標高の高い場所に後退したため、解けて水となって流れ下りる時期が遅れています。 

[予告編]

販売終了 配信終了

この動画は2024年06月24日 00時00分に販売終了しました。

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