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偽装ゲーム サッカー賭博シンジケートの闇

【日本初公開作品】
原題:Fixed-A Football Comedy
2020年製作/作品時間50分
撮影地:バーレーン、トーゴ、フランス。オランダ、オーストリア、ハンガリー
製作国:オランダ
 
テレビ中継はされず録画もほとんど残っていない、観客は100人ほどの国際親善試合「バーレーン対トーゴ」。2010年に行われた“誰も注目しない1戦”が、サッカー界を揺るがす大事件に発展していった。ペルシア湾岸最強を決める「ガルフカップ」を間近に控えたバーレーンの親善試合でマッチメークを任されたのは、シンガポールのエージェント、ペルマル。しかし彼は日付を間違え、その日トーゴ代表はバーレーンに向かうことはできなかった。試合会場に現れたのは偽のトーゴ代表。さらにその試合は、不可解なジャッジが多発した。当事者と関係者の証言を積み重ね、サッカー界の裏でうごめく巨大な欲望を暴いたドキュメンタリーだ。
 
監督:カレル・ヴァン・デン・ベルフ  
編集:カタリナ・ワルター  
グラフィックデザイン:エウス・コラパン  
音楽:ヘンス・ジマーマン  
撮影:ヤスペル・ファベル、フランソワ・デ・コック、ダニエル・ナアマニ
 
◆賭博市場に操作されるサッカー界の闇◆
八百長はスポーツ界全体にとって大きな問題ですが、とりわけアジアは「世界で最も大きな八百長市場」と言われています。背景には、中国やインドネシアで日常的に八百長が行われていること、界で最も売上が多いスポーツ賭博会社がアジアに集中していることなどが挙げられます。八百長のターゲットにされやすいのがアジアやアフリカなど貧困国のチームと選手。勝利の栄誉よりも、負けて得られる金銭に魅力を感じる彼らの存在は、八百長を仕掛ける側にとって格好のターゲットなのです。世界の賭博市場は推定で年間1.5兆~2兆ドル。日本の国家予算の2倍にも及ぶ規模です。

[予告編]
 
(映画賞/映画祭)
NYFA ベストスポーツ賞
ケニア国際スポーツ映画祭2020
マインドフィールド映画祭・アルバカーキ2020
ロイヤル・ウルフ映画賞2020
マドラス独立映画祭2020

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