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乳母ですが、なにか?

【日本初公開作品】
原題:Nanny Culture
2016年製作/作品時間78分
撮影地: UAE、イギリス
製作国: UAE
 
超富裕層向けに助産師や子育て専門の乳母を派遣する事業が英国で急成長している。スタッフのうち80%が海外勤務を希望。多くはアブダビやドバイなど中東の富裕層の元へ派遣される。アブダビの資産家と契約したジュリーは、6人の子どもの世話をする。自由気ままに過ごす子どもたちに「健康的な習慣を持ってほしい」と願う両親は、「ストレスを抱えるくらいなら、誰かを雇った方がいい」と、子育てに深く関わろうとはしない。ジュリーは食生活の改善に着手するが、次第に家政婦たちとの軋轢が生じてくる。家族の一員として子育てに関わり、教育方針を決める権限も持つ乳母。ジュリーに密着した映像から、“子育てのプロ”の世界が垣間見える。
 
監督・脚本・撮影:ポール・ジェームズ・ドリスコル  
企画:アリヤジア・ビント・ナヒヤーン  
製作:アリヤジア・ビント・ナヒヤーン、マーゼン・アル・ハイラット、マンドリン・メディア  
製作責任者:カシム・アスガール  
製作総指揮:シャンマ・ビント・ハリファ・アル・ナヒヤーン、モーザ・ビント・ナヒヤーン・アル・ナヒヤーン  
編集:ポール・ジェームズ・ドリスコル、ブラ・シン・ベーガル、バーゼル・アル・アワド  
音楽作曲:アルバート・エル・テルス
 
◆世界の育児を支える“子育てのプロ”◆
英国では乳母を、乳を与えるwet nurseと、子育てをするdry nurseの二つに区分しています。後者は、母親に代わって子育てをするのが仕事。子どもの世話のほか、子どもに対して食事の仕方やテーブルマナー、身のこなし、部屋の片付け、話し方など、日常生活におけるしつけや教育を親に代わって行います。起床から就寝までの時間を子どもと密に関わって過ごす場合もあるため、住み込みの家政婦に近く、第二の母親のような立場でもあるため、ベビーシッターとは根本的に性質が異なります。活躍の場は英国にとどまらず、東南アジア、中東、オセアニアなどの幅広い地域で、育児を支える存在となっています。

[予告編]
 
(映画賞)
アメリカ映画賞 長編ドキュメンタリー賞
ロサンゼルシインディペンデント映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞
アメリカ・ハリウッド・フィルム・コンペティション ドキュメンタリー長編部門 金賞
 
(映画祭)
シルクロード映画祭(アイルランド)
イタリア・ヴェローナ国際映画祭
ベルリン国際映画祭
トリポリ映画祭(レバノン)
ルーネンバーグ ドキュメンタリー映画祭(カナダ)
ブリストル国際映画祭(イギリス)
トロント アートハウス映画祭
アムステルダム国際映画祭
イギリスドキュメンタリー映画祭
イタリア国際映画祭
ジャクソンビル ドキュメンタリー映画祭(アメリカ)
VIFF ウィーン インディペンデント映画祭
ボストン国際映画
ウェールズ国際ドキュメンタリー映画祭
メルボルン・ドキュメンタリー映画祭
ベルリン インディペンデント映画祭
ラスベガス映画祭
ロンドン映画賞
クアラルンプール独立映画祭 他多数

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