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バラナシ 死のホテル/誰もいない部屋-生者と死者のはざまで-(asiandocs)1220
■鑑賞日時:2025年12月20日(土)16:00~18:00
①作品名「バラナシ 死のホテル」鑑賞・意見交換
②作品名「誰もいない部屋-生者と死者のはざまで-」鑑賞・意見交換
■会 場:アジアンドキュメンタリーズ
ドキュメンタリーサロン
■所在地:東京都中央区日本橋浜町2丁目1番10号
ACN日本橋浜町ビル4階
※ご来場の際はエントランスのインターフォンで「401」を押して
オートロックを解除して4階までお上がりください。
■定 員:8名
■参加料:お一人様 2,500円(税込)
※参加料にはドリンク代が含まれます。
アジアビール2本、他(ビールはお持ち帰りいただけます)
※このページの下部にある「単品購入(2,500円)」のボタンを押して、事前に料金をお支払いください。
※本人分(1名分)しか購入できません。
※会場ではスマートフォンでアジアンドキュメンタリーズにログインし、「マイページ」の「決済履歴」をご提示ください。
■ファシリテーター:やぎさわ洋美
■主 催:アジアンドキュメンタリーズ
■お問い合わせ:
電 話:03-6820-2460
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① 鑑賞作品:バラナシ 死のホテル
【日本初公開作品】
原題:BY THE RIVER
2020年製作/作品時間25分
撮影地:インド
製作国:オーストラリア
※全世界から視聴可能
※全世界から視聴可能
インドで最も神聖な都市とされるバラナシ(ヴァーラーナシー・ワーラーナシー)。ヒンドゥー教の信者にとって、この町で死にガンジス川で火葬されることは、輪廻からの解脱を意味する。町には解脱を望む人が死を待つためのホテルや解脱の家(ムクティ・バーヴァン)が複数ある。自殺は教義に反するため、人生の終焉を迎える滞在が40年にも及ぶ客もいる。死を待つ滞在者、遺体を焼く火葬業の男、1万人以上の死者を見送ったホテルの管理者、それぞれが死と向き合って暮らしている。ヒンドゥー教の宗教観や家族観を通して、生きることと死ぬことの意味について掘り下げるドキュメンタリー。聖地でカメラが捉えたものは、単なる儀式ではなく、信者たちの生き方そのものだ。
監督:ダン・ブラガ・ウルベスタッド
製作総指揮:チャル・メノン
撮影:ケーレブ・ウェア
編集:アンドリュー・ホームズ
音楽:ダスティン・ロー
<作品の見どころ・社会問題提起>
◆「聖地で死ぬことの価値を求めて」ヒンドゥー教の輪廻転生と解脱◆
バラナシは、インド全土から毎年100万人以上のヒンドゥー教信者が訪れ、ガンジス川で清めの沐浴と祈りの儀式を行う巡礼地です。84カ所の沐浴場では、信者が早朝から太陽に祈り、身を清めます。ヒンドゥー教の教義の根幹は輪廻。信心と業(カルマ、善悪の行為)によって次の輪廻(来世)の宿命が決まり、解脱しない限り永遠に生まれ変わるとされています。無限の再生は魂にとって最大の苦痛と解釈され、それゆえにバラナシで解脱、すなわち死を求める信者が後を絶たないのです。バラナシはヒンドゥー教徒にとって解脱(モークシャ)へと至る聖地であり、大いなる火葬場ともいわれ、およそ650人が交代勤務で火葬に従事。マニカルニカー・ガートの火葬場では煙が絶えることはありません。
インドの宗教観、ヒンドゥー教の宗教的慣習・伝統、モークシャを求め死を待つ人々の姿は、異なる文化や死の受容のあり方を考えさせられます。
[予告編]
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② 鑑賞作品:誰もいない部屋-生者と死者のはざまで-
【日本初公開作品】
原題:EMPTY ROOM
2017年製作/イスラエル/作品時間52分
※一部の国からは視聴できません
※一部の国からは視聴できません
夫婦の息子が軍事事故で亡くなったのは4年前のことでした。息子の死を聞かされてから30分後、母親のイリットは25歳の息子の精子を遺体から抽出するように頼んだのです。彼女は、「それは母親の本能でした」と回想します。夫婦は、寄付された卵子と息子の精子を受精させ、代理母の助けを借りて、亡くなった息子の精子から子どもを作り、その子を孫として育ようと考えたのです。それは、イスラエルではもちろん、世界でも前例のない事でした。国からの承認を得るために、夫婦は息子を失った悲しみの中で法廷での闘争に打って出たのです。
監督:シャーリー・バーコビッツ
◆科学の発展と新しい生命の創造の境界線はどこにあるのか◆
イスラエルでは、戦場へ赴く兵士は自らの精子を凍結保存する男性が少なくないといいます。「血筋を絶やしたくない」と、彼らは言います。自分の遺伝子を次の世代に伝えていく権利があるという強い信念を持っているのです。それは、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の悲劇を経て、イスラエル建国に至ったことと無関係ではありません。イスラエルでは、民族の血筋を絶やさないことが重い意味を持っているのです。そのためなら、たとえ人工的な手段を使ってでも許されるという意識が、少なからず国民のなかにあるのです。一方、臓器提供と同じ扱いをする国や、死者が生前に同意していた場合でも倫理的な懸念のため、遺体からの精子採取を禁じている国もあります。科学の発展と新しい生命の創造の境界は、私たちの社会において、必ずしも明確ではないのです。
[予告編]
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