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天国の香り インドネシアコーヒー
【日本初公開】
原題:Aroma of Heaven
2014年製作/作品時間66分
撮影地:インドネシア
製作国:インドネシア
18世紀、欧州ではコーヒーのことを「ジャワ」と呼んだ。オランダの東インド会社が持ち込んで以後、ジャワ島はコーヒーの一大産地となった。当時、欧州のコーヒーの3分の2はジャワ産だったという。ジャワ島、スマトラ島、フローレス島、インドネシアのどこに行っても、コーヒーとともに生きる人々がいて、人や民族の数だけ歴史がある。生産者や販売者、カフェオーナーだけでなく、コンサルタント、鑑定士、情報サイト運営者など、多くの人がコーヒーを生業としている。植民地支配の苦い経験をバネに、コーヒーを国民的嗜好品にまで押し上げた、インドネシアの底力を感じる作品だ。
脚本・監督・編集:ブディ・クルニアワン
プロデューサー:ニコラス・ユディファル、パパン・ラケイ
撮影:バタラ・ゴエンパル、リド・ダルサラム
音楽:イェンヌ・アリエンドラ
◆島ごとに独自の進歩を遂げたコーヒー文化◆
現在のインドネシア最大のコーヒー生産地は西端のスマトラ島ですが、最初に持ち込まれたのはジャワ島でした。マンデリン、トラジャ、コピ・ルアクなど、有名な品種がありますが、島ごとにユニークな飲み方があることでも知られています。基本は、コーヒーの粉を直接マグカップに入れてお湯を注ぎ、しっかり混ぜたら数分待ち、粉が沈んでから飲むスタイル。ジョグジャカルタでは熱した炭を入れて飲んだり、スマトラではドリアンと混ぜて飲んだりといった方法もあります。また近年はカフェチェーンが相次いで誕生し、急拡大。輸出だけでなく国内消費も増加しています。
[予告編]
(受賞歴/映画祭)
2015年 アフヴァーズ国際サイエンス映画祭(イラン) 最優秀編集賞受賞
2015年 海南島国際海上シルクロード映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞受賞
2015年 ワールドコーヒー映画祭 カナダ オフィシャルセレクション2015年 ワールドコーヒー映画祭 アメリカ オフィシャルセレクション
2014年 Luang Prabang国際映画祭(ラオス) オフィシャルセレクション
2015年 フィラデルフィア・アジア映画祭(アメリカ)
2014年 ドキュメンタリー映画祭(インドネシア)
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