特集「いい夫婦の日」(全4本)

◆地域社会や民族の繁栄にも結びつく、最小単位の家族
愛情や信頼を基にした特別な関係にあるのが夫婦。家族、家庭の最小単位でありながらも中心的存在であり、地域社会の安定や活性化、民族繁栄の礎にもなるパートナーシップです。日常の中で多くの時間を共有し、互いの感情や意見を交わし合い、共感し合うことで、その信頼関係はさらに強固なものになります。人間関係、家族関係が希薄になりがちな現代。改めて夫婦の関係に注目し、その役割や意義を見直すことは、私たちのより良い未来を築くヒントになるでしょう。
 
◆さまざまなコミュニケーション手段で理解を深める
良好な夫婦関係には、オープンなコミュニケーションが不可欠です。抱えている悩みを打ち明け、思いを共有することは、相手を理解することにもつながります。ときに対立することがあっても、信頼できる相手であれば対話で乗り切れるもの。また、言葉だけでなく表情やボディランゲージでも互いの感情を読み解くことができます。日々の暮らしの中で無意識のうちにも相互理解を深め合えるのが、良い夫婦の関係といえます。
 
◆対等な関係を築くには、社会の変革も必要
近代まで、夫は外で働き妻は家を守るといった価値観がありました。しかし現代の男女平等社会において、家事や育児について夫婦間での分担が当たり前という考え方が浸透しています。ところが総務省の調査によると、共働き世帯での夫の家事時間は妻の17分の1。育児の時間を含めてもおよそ6分の1と、妻の負担が大きいことが分かります。日本人の夫の家事・育児時間は、欧米と比較して半分以下。背景には夫の長時間労働があり、この現実を受け止め改善していくには、夫婦の努力だけでなく、社会全体の変革も求められます。
 
◆支え合うことで実り豊かな人生に
人生において唯一無二の存在であり、生涯を添い遂げると誓った夫婦。その絆は、困難に直面した時こそ深まるものです。相手を敬い、思いやり、問題が起きれば一緒に解決策を探る。自分一人では不可能なことも、夫婦の協力があれば乗り切れることはたくさんあるでしょう。互いに敬い、励まし、成長し合える、理想の夫婦像を追求したラインナップをお楽しみください。

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