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【新登場】インドネシア:屋台で鶏の頭と足のスパイス料理
【日本初公開】
原題:Slumfood Millionaire:Provinces
2022年製作/作品時間24分 (全6話)
撮影地:インドネシア
製作国:シンガポール
インドネシア・ジョクジャカルタの川沿い地域、カリ・チョデで屋台を営むハルタティクは、2人の子どもと夫と暮らしている。彼女は、家族を支えるために15年前から街路で料理を売り続けてきた。看板メニューは、通常捨てられてしまう鶏の頭や足を活用したスパイス料理だ。鶏の頭はニンニク、赤玉ネギ、キャンドルナッツ、ガランガルなどの香辛料を組み合わせた“バチェム”調理法で煮込み、一晩ソースに漬けて味を染み込ませ、グリルで仕上げる。脳みそと皮の部分が特に美味しく、食べるときは頭からかぶりつくのが醍醐味だ。一方、鶏の足はスパイスで20分煮出した後、皮がむけやすい状態にし、卵とタピオカスターチを加えたバッター液でカリカリに揚げる。臓物や肝臓の串焼き“サテ”や、骨を使った“リチャリチャ”も人気で、5分煮て30分冷まし7分煮る“5-30-7”の法則でガスを節約しながら作る。かつてゴミだらけのスラムだったこの地域は、住民たちの清掃と町づくりで生まれ変わり、安価な屋台料理が地元の名物に。わずか2500ルピー(約21円)で味わえる一品は、貧しい人々にとって手頃なごちそうだ。廃棄部位を活かし、身近な材料で工夫を凝らすジョクジャカルタの路地裏キッチンには、庶民の知恵と活力が詰まっている。
監督・撮影:エリクソン・ガンゴソ
制作総指揮:エリクソン・ガンゴソ、ケリー・リン
シリーズプロデューサー:ケリー・リン
プロデューサー:ケリー・リン
フィクサー:ダイアナ・ドウィカ・ジャヤンティ
ドローン撮影:フェビアン・デリ・エカ・プトラ
◆住民の協力でスラムから再生したジョクジャカルタの川沿いコミュニティ◆
インドネシアのジャワ島中部に位置するジョクジャカルタ特別州は、伝統文化と現代が融合する都市で、多様な民族が共存する多文化社会の象徴でした。特に、コード川沿いのカリ・チョデ地域は、かつてゴミが散乱する不衛生なスラム街として知られ、人々から見下される存在でした。しかし、住民たちの自主的な清掃活動と新たな町づくりにより、環境が改善され、安全で平和なコミュニティに生まれ変わりました。現在は、多くの住民が起業精神を発揮し、屋台や小規模商売を営む活気あるエリアとなっています。食文化の中心は、安価で手に入る地元食材を使ったストリートフードです。狭い路地に囲まれた家々では、住民が植物を育てて食費を節約したり、川で魚を釣って自給自足したりする生活が根付いています。家族や隣人との助け合いが強く、朝の集まりやネット環境の共有がコミュニティの絆を深め、貧困の中でも希望ある日常を支えています。
[予告編]
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