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列車街
【日本初配信作品】
原題:My life as a Cowboy
2018年製作/作品時間76分
撮影地:スリランカ
製作国:スリランカ
今にも通過する列車と接触しそうな線路脇に、様々な場所から集まった人々が暮らしている。住居や店は線路の両側ギリギリに建てられ、列車が通過するときだけ人々はひかれないよう上手に身をかわす。数世代にわたり住み続けている家族もいる。自ら望んでここにいる人もいれば、そうでない人もいる。他に行くところがどこにもないからだ。政府はここの住所を「ヤギ小屋」と名づけた。近くの施設でヤギが食肉処理されるからだという。しかしここでは、タミル人も、シンハラ人も、身を寄せ合って暮らしている。抑圧された者たちの団結が、街を守ってきたのだ。
監督:ブーディー・キアーシセナ
脚本:スベンドリニ・カクチ、ブーディー・キアーシセナ
撮影:シェハン・オベイセカラ、ラメシュ・ラクチャル
音楽:マヘシュ・カンカナージュ
◆まもなく消える線路脇の街と人々◆
スリランカに鉄道が敷設されたのは、イギリスによる植民地統治時代です。しかし、独立後も鉄道はスリランカ人の手によって運営され、発展してきました。レールの幅は、日本の新幹線よりも広く、1676㎜。ディーゼル機関車が導入され、高速化も進められてきました。線路は、かつての首都コロンボから、スリランカ各地へ伸びていますが、タミル人武装勢力の拠点だったスリランカの最北部へは、今なおレールが取り外されたままです。鉄道施設の老朽化が進んだことから、政府はレール交換や信号機設置、路線電化を通じて鉄道の近代化を実現し、走行速度も現在の平均時速28~33キロから同100キロに引き上げようとしています。計画によって、100年続いてきた線路脇の「列車街」も立ち退きを迫られています。
[予告編]
©吉本興業
(映画祭)
第11回沖縄国際映画祭 特別招待
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