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ファリデーを探しに

【日本初公開作品】
原題:Finding Farideh
2018年製作/作品時間88分
撮影地:イラン、オランダ
製作国:イラン
 
ひとりのオランダ人女性が、生まれ故郷イランで実の両親を探す旅に出る――。ファリデーは生後6か月の時、イランで2番目に人口の多い都市マシュハドのイマームレザ廟に捨てられたという。テヘランの孤児院でオランダ人の夫婦に養子縁組された彼女は、新しい生活を始めるためにオランダへ渡った。そして約40年後、ファリデーは彼女の実の両親を探しにイランを訪れたのだ。彼女の内なる心の傷は、彼女自身の結婚や出産へのためらいにもなっていた。故郷イランで出自を確かめることができれば、大きな壁を乗り越えられるかもしれない。期待と不安のなか、生まれ故郷イランを訪ねた彼女は、それまで想像さえしなかった大きな出会いと気づきを得て心揺さぶられる。
 
監督:アザデ・ムサヴィ、クロシュ・アタエ  
撮影:モハマド・ハダディ  
編集:ハミド・ナジャフィ・ラッド  
音響レコーダー:ハッサン・シャバンカネ  
音響デザイン・録音:エンシエ・マレキ  
作曲:アフシン・アジジ
 
◆祖国への思いを募らせる70年代の国際養子縁組された子どもたち◆
1970年代、アジア諸国の孤児たちが欧米の裕福な夫婦に国際養子縁組で引き取られる事例が多くありました。国によっては社会保障を充実させる代わりに、外国へ養子縁組を大々的に斡旋する国もあったのです。そうした子どもたちが大人となり、人生半ばを迎えたことで、あらためて生まれ故郷へ思いを募らせる人々が増えているのです。養父母もまた、そうした子どもたちの思いに寄り添い、支援する動きが広がっています。 今では、外国からの養子縁組のハードルは高くなっています。国際養子縁組に関する子どもの保護および協力を定めたハーグ条約では、国外に養子を出すのは、あくまで国内で育ての親が見つからない場合のみと限定しています。それは、子どもの人身売買を避けるためです。

[予告編]
 
(映画祭)
シネマヴェリテ国際ドキュメンタリー映画祭(イラン)
ファジル国際映画祭(イラン)
ビッグスカイドキュメンタリー映画祭(アメリカ)
イスタンブール国際映画祭(トルコ)
Docudays UA国際映画祭(ウクライナ)
フラヘルティアナ国際ドキュメンタリー映画祭(ロシア)
ハートランド国際映画祭(アメリカ)
ディドール国際映画祭(タジキスタン)
ファジル国際映画祭(イラン)
プラハイラン映画祭(チェコ共和国)
Shahr国際映画祭(イラン)
オーハイ映画祭(アメリカ)
アジア世界映画祭(アメリカ)

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