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魔法の鏡を求めて

【日本初公開】
原題:Mirror, Mirror on the Wall 
2020年製作/作品時間84分
撮影地:中国、アメリカ
製作国:中国、ドイツ
 
中国・山東省の州都、済南市で美容整形医院を営むドクター・ハンは、SNSで53万人のフォロワーを擁する人気医師。その理由は何と、整形手術のオンライン配信だ。顔の整形はもちろん、豊胸手術でも院内に観客を迎え入れ、何台ものカメラで手術の一部始終を記録し、配信する。自身の脂肪吸引手術さえも、彼にとってはフォロワー獲得のためのコンテンツであり、“作品”でもある。写真や映像となった作品は、医院提携の美術館に所蔵している。ドクター・ハンにとって美容整形とは、芸術の一部なのだ。しかし彼が名声を高めるほどに、娘の心境は複雑になっていった。女性にとっての永遠の価値である「美」を極めようと邁進する医師の素顔に迫った作品だ。
 
監督・脚本・撮影:サーシャ・ショーベリ
編集:ユー・チアン
製作:ニンシン・シェ
製作・製作総指揮:アンチュ・ベーマー、ルビー・チェン
 
◆中国に浸透する「顔面偏差値」の価値観◆
国際美容外科学会の調査によると、2021年に美容外科医が執刀した手術件数は1280万件を超え、過去4年間で33.3%増と大幅に増えています。外科手術で人気があるのは脂肪吸引、豊胸、まぶたの手術、鼻形成術、腹壁形成術の5つ。美容外科医の数は米国とブラジルが最も多く、3位は中国、4位は日本、5位は韓国とアジア諸国が続いています。中国の若者の間で広まっている価値観の一つが「顔面偏差値」。芸能人やライブ配信者などは容姿が美しいことで収入を増やしているとして、「外見の良さが社会的成功を生む」という考え方が浸透しています。米国のコンサルタント会社によると、中国の「顔面偏差値経済」は、2024年には3185億元(約5兆5990億円)に達すると見込まれています。

[予告編]

(映画賞/映画祭)

2020年 Visions du Réel映画祭 視聴者賞受賞
 

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