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ジャマル・カショギ -サウジ総領事館での殺人-

【日本初公開】
原題:Jamal Khashoggi:Murder In The Saudi Consulate
2022年製作/作品時間94分
撮影地:トルコ
製作国:トルコ

サウジアラビア総領事館内で殺害されたジャーナリスト、ジャマル・カショギの足跡を追ったドキュメンタリー。民主化運動“アラブの春”の支持者であるジャマルは、政府から執筆禁止の通達を受けていた。2017年6月、サウジがカタールとの国交を断絶する2週間前、ジャマルは「反カタールの記事を書くか出国か」の決断を迫られ即座に出国。米国に亡命した。「プーチンのよう」と直接的な批判を受けたムハンマド皇太子は、ジャマルの暗殺を指示したともいわれているが、サウジ当局はもちろん、ジャマルの亡命先である米国のトランプ政権も王室を擁護した。事実の解明はなされるのか。国際メディアの真価を問う作品。

監督:アナス・エッサム、オメル・イブラヒム
プロデューサー:マフムド・エル・エナニー、ハムザ・アスラン、アフメド・ハナフィ

◆民主主義もジャーナリズムも否定される国◆
「アラブの春」は、2011年から中東や北アフリカの各国で起きた民主化運動のこと。チュニジアやエジプト、リビアでは政権が交代しましたが、サウジアラビアでは民主化勢力を即座に逮捕しグループも非合法化。自国の体制の盤石さを示したのです。一方でサウジは人権の尊重や言論の自由がない国としても知られ、2023年に国境なき記者団が発表した「報道の自由度ランキング」では180カ国中170位。政権批判は犯罪と同様に扱われ、多くのジャーナリストが収監されています。米国は民主化推進を支持しながらも、石油大国であるサウジなどの親米の独裁政権は黙認しており、国際社会も圧力をかけられない状態が続いています。


[予告編]

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