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鳥の歌

【日本初公開】
原題:Birdsong
2022年製作/作品時間18分
撮影地:ラオス
製作国:ラオス

ラオス北部に住むモン族たちが継承してきた、口琴や草笛と伝統楽器「ケン」の魅力に迫るドキュメンタリー。鳥や動物、草花の変化を歳時記代わりに使う彼らは、音を奏でることで自然とのつながりをさらに深めてゆく。その音はときに恋人を思い、ときに死者を弔い、ときに故郷へ思いをはせる。自然からもらった音楽で子々孫々に伝えてきたのは、平和と繁栄の未来だ。都市化が進み、自然への畏敬が薄れてきたラオスの街中で、彼らはモン族の魂を後世に伝えようとしている。

監督:オミ・ゾラ・グプタ、スパーシュ・アフジャ
撮影監督:ジャナメジャヤ・ダロズ
編集:ジョルジア・ザラントネロ
製作:スパーシュ・アフジャ、オミ・ゾラ・グプタ、ドーン・ブータシン

◆笛が持つコミュニケーション力と、象徴としての力◆
距離が離れていて通常の言語では相手に上手く伝わらないとき、口笛によるコミュニケーション手法をとることを「口笛言語」と呼びます。それに似たような形で、草の葉や茎などを使った草笛は、モン族において求愛やロマンチックな表現として好まれ、使われています。竹製の横笛「ケン」は、モン族にとって神と人間をつなぐ楽器。同時に、民族間のコミュニケーションでも使われてきました。恋愛感情だけでなく、冠婚葬祭をはじめとした人生において大切な場面で演奏され、また、優秀な男性のシンボルとされ、悪人に対しては武器としても使われたほど象徴的な楽器です。

[予告編]

(受賞歴/映画祭)
2023年 Flatpack映画祭  オプティカルサウンド短編映画賞受賞
2023年 Palm Springs国際映画祭 スペシャルメンション
2023年 SXSW映画祭(アメリカ) オフィシャルセレクション
2023年 サンダンス映画祭:ロンドン オフィシャルセレクション
2023年 Aesthetica映画祭(イギリス) オフィシャルセレクション
2023年 サンフランシスコ映画祭 オフィシャルセレクション
2023年 ロサンゼルス・アジア・パシフィック映画祭 オフィシャルセレクション
2023年 サンディエゴ・アジアン映画祭 オフィシャルセレクション
2023年 ダラムシャラー国際映画祭(インド) オフィシャルセレクション
2023年 エスノシネカ・ウィーン国際映画祭(オーストリア) オフィシャルセレクション
2023年 CamerImage映画祭(ポーランド) オフィシャルセレクション
2023年 Heart of Gold国際映画祭(オーストラリア) オフィシャルセレクション
2023年 Norient映画祭(スイス) オフィシャルセレクション

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