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ネイサン・ローを恐れているのは誰だ?【新登場】
【日本初公開】
原題:WHO'S AFRAID OF NATHAN LAW?
2023年製作/作品時間90分
撮影地:香港、イギリス
製作国:アメリカ、香港
※一部の国からは視聴できません
2014年、香港の大学生ネイサン・ローは、反政府デモの最前線にいた。リーダー格のジョシュアや、“民主の女神”と呼ばれるアグネスたちとともに、大規模な学生ストライキを扇動したのだ。彼らの目的は、香港特別行政府の長官選挙において普通選挙と民主主義を守ること。広場や庁舎を占拠し高速道路で野宿する、非武装の抵抗運動が広がった。対する警察は催涙弾で鎮圧を図り、対立は次第にエスカレート。デモは79日目に退去命令が執行された。デモ解散後に若者たちがとった行動は、政治への挑戦。活動家から政治家への脱皮を目指し、被選挙権年齢のネイサンを候補に擁立した。中国政府からの圧力が強まる中で、自由と民主主義をあきらめない若者たちの姿を追った。
監督・脚本・製作:ジョー・ピスカテラ
製作:マシュー・トルネ、マーク・ラインハート
製作総指揮:アンドリュー・ダンカン、エリザベス・H・ウェザーマン
編集:マシュー・スルタン
音楽:クリストファー・ホイト・ナイト
◆規制強化とともに失われてゆく香港の人権意識◆
香港が英国から中国に返還されたのは1997年。以後、一国二制度と呼ばれる自治体制が敷かれていましたが、2014年の香港特別行政区行政長官選挙で、中国が中央政府の意に沿わない候補者を排除。中国共産党の支配に対抗する大規模なデモが起きました。2019年には、香港にいる容疑者を中国に引き渡しできる逃亡犯条例の改正案が提出されました。この法案が成立すると中国政府の批判が取り締まり対象になり、言論の自由が奪われるため、3月に再び反対運動が起きました。6月には100万人規模の歴史的なデモに発展。デモ隊の一部は暴徒化したため、警察が鎮圧のために発砲するなど、翌年1月までに12人が死亡する悲劇となりました。政府の規制が強化された今、香港の市民の自由と人権が危ぶまれています。
[予告編]
(受賞歴/映画祭)
2023年 ホットドックス国際ドキュメンタリー映画祭(カナダ) オフィシャルセレクション
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