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【新登場】元首相の庭
【日本初公開】
原題：TAMING THE GARDEN
2021年製作／作品時間90分
撮影地：ジョージア
製作国：ジョージア、ドイツ
※全世界から視聴可能
深い森に一本の道路が敷かれた。樹齢100年を超える大木が根ごと掘り返され、トレーラーで運ばれてゆく。大木を通すために、次々と伐採される古木群。依頼主は東欧ジョージアの元首相、だ。元首相の長寿のために築かれる庭園に、次々と大木が集まってくる。村人たちは、膨大な時間と人手をかけて、村のシンボルともいえる木を見知らぬ地へと送り出す。金になる上に道路までできたと喜ぶ者もいれば、地域の宝がなくなることを受け入れられず悲しむ者もいる。権力者が地域のシンボルを奪い去ってゆく。非情な欲望の先に国民は何を見るのか。人が自然を自在に操ろうとすることの是非を問う作品だ。
監督、脚本：サロメ･ジャシ
プロデューサー：ヴァディム･イェンドレイコ、エリック･ウィンカー、マーティン･ローリー、サロメ･ジャシ
撮影：ゴガ･デヴダリアニ、サロメ･ジャシ
編集：クリス･ライト
サウンドデザイン：フィリップ･チオンピ
音楽監修：セリア・ストルーム
◆引退後も強い権力を持つイヴァニシヴィリ氏◆
2012〜13年にジョージアの首相を務めたビジナ・イヴァニシヴィリは、ソ連崩壊後の混乱期に金属業と金融業で富を築きました。現在の資産は60億ドルと推定されています。政府内で公式な役割は担っていませんが、いまだに大きな影響力を持つ人物です。
2020年の夏に一般公開されたイヴァニシュヴィリの公園には、ジョージア全土から掘り出された、200本以上の木が集められました。川床を広げ、列車を停め、道路を拡張しての輸送中に、少なくとも5本の木が枯れたと報道されました。これらの大木は、木を支える広大な真菌ネットワークを含む、独自の地下生態系を育んでいました。木が失われたことで、土壌の生命維持システムが失われ、森が不毛の荒れ地になることが懸念されています。
[予告編]
（受賞歴／映画祭）
2021年 FICUNAM（メキシコ） プーマ - 国際コンペティション賞受賞
2021年 FICUNAM（メキシコ） 観客賞受賞
2021年 シネマ・デュ・レエル（フランス） ヤング・ジュリー賞受賞
2024年 ポルト・ポスト・ドック（ポルトガル） オフィシャルセレクション
2022年 ソロトゥルン映画祭（スイス） オフィシャルセレクション
2022年 コットブス東ヨーロッパ映画祭（ドイツ） オフィシャルセレクション
2021年 ベルリン国際映画祭（ドイツ） オフィシャルセレクション
2021年 サンダンス映画祭（アメリカ） オフィシャルセレクション
2021年 ロカルノ国際映画祭（スイス） オフィシャルセレクション
2021年 サンパウロ国際映画祭（ブラジル） オフィシャルセレクション
2021年 CPH:DOX（デンマーク） オフィシャルセレクション
2021年 バンクーバー国際映画祭（カナダ） オフィシャルセレクション
2021年 シドニー映画祭（オーストラリア） オフィシャルセレクション
2021年 メルボルン国際映画祭（オーストラリア） オフィシャルセレクション
2021年 タリン・ブラックナイツ映画祭（エストニア） オフィシャルセレクション
2021年 ドックス・バルセロナ（スペイン） オフィシャルセレクション
2021年 香港国際映画祭（香港） オフィシャルセレクション
2021年 バルディビア国際映画祭（チリ） オフィシャルセレクション
2021年 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭（オランダ） オフィシャルセレクション
2021年 ベルゲン国際映画祭（ノルウェー） オフィシャルセレクション
2021年 レイキャビク国際映画祭（アイスランド） オフィシャルセレクション
2021年 ホット・ドックス・カナダ国際ドキュメンタリー映画祭（カナダ） オフィシャルセレクション
2021年 上海国際映画祭（中国） オフィシャルセレクション
2021年 ミュンヘン国際ドキュメンタリー映画祭（ドイツ） オフィシャルセレクション
2021年 ビルバオ国際ドキュメンタリー＆短編映画祭（スペイン） オフィシャルセレクション
2021年 モントリオール国際ドキュメンタリー映画祭（カナダ） オフィシャルセレクション
2021年 ニュー・ディレクターズ・ニュー・フィルムズ（アメリカ） オフィシャルセレクション
2021年 テッサロニキドキュメンタリー映画祭（ギリシャ） オフィシャルセレクション
2021年 ヨーロッパ映画賞（ドイツ） ヨーロピアン・ドキュメンタリー賞ノミネート
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