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【新登場】ハリウッド・ゲート 米軍が去ったあとで

原題:HOLLYWOODGATE
2023年製作/作品時間91分
撮影地:アフガニスタン
製作国:ドイツ、アメリカ
※一部の国からは視聴できません
 
2021年8月に米軍がアフガニスタンから撤退した直後、首都カブールに入ったカメラが捉えた映像で綴るドキュメンタリー。タリバンの監視下で、タリバンが見せたい姿を取材する中で見えたものは何か。米軍が撤退時に置き去りにした、おびただしい数の武器や薬品、電子機器類。大半は破壊されているが、したたかなタリバンメンバーはそれらを修理して、使いこなすようになった。「当時同じ装備を持っていたなら、我々が世界を制圧していた」と自信を見せる。隣国タジキスタンとの緊張を高め、ロシアやイラン、パキスタンとの関係を深めるタリバン。内政においては女性にベールを強要し、日常生活にも制限をかける。タリバン幹部に密着した1年間の映像で、タリバンが見せなかったアフガニスタン人の苦しみを伝える。
 
監督・脚本・撮影・共同製作:イブラヒム・ナシャット
脚本・製作:シェーン・ボリス、タラール・デルキ
製作:オデッサ・ラエ
編集:アタナス・ゲオルギエフ、マリオン・ツアー
音楽:フォルカー・バーテルマン
 
◆撤退時に米軍が残した武器や情報がタリバンの手に◆
米国はアフガニスタンでの20年にわたる戦争を通して830億ドル超の費用を負担。2021年8月の撤退時に残した軍の装備は71億2000万ドル相当と言われています。その中には航空機、空対地弾、軍用車両、兵器、通信機器なども含まれていました。それらの武器が市場に売り渡されていることについてタリバンは否定していますが、2023年3月にパキスタンのタリバン武装勢力が政府を攻撃する際に米国製の最新兵器や高度な暗視装置を使用していたと指摘されています。2022年には、米軍のアフガニスタン撤退時の生体認証データがネット上で販売されました。米軍協力者の個人情報をタリバンが把握している可能性は否定できません。早期撤退を求められた米軍のずさんな処理は、今も尾を引いています。
 
[予告編]
 
(受賞歴/映画祭)
 
2024年 Full Frame Documentary Film Festival(アメリカ) フルフレーム・グランド・ジュリー賞受賞
2024年 ルクセンブルク市映画祭(ルクセンブルク) ドキュメンタリー賞・特別言及受賞
2024年 Asian Film Festival Barcelona(スペイン) NETPAC賞受賞
2024年 Millennium Docs Against Gravity(ポーランド) グディニア市長賞・最優秀ドキュメンタリー賞受賞
2024年 Millennium Docs Against Gravity(ポーランド) Bydgoszcz ART.DOC賞・特別言及受賞
2024年 ニュージーランド国際映画祭(ニュージーランド) 審査員賞・ドキュメンタリー部門受賞
2024年 Festival International de Documentaire D'Agadir(モロッコ) 審査員特別賞受賞
2023年 チューリッヒ国際映画祭(スイス) ゴールデンアイ賞・ドイツ語圏作品部門受賞
2023年 アデレード映画祭(オーストラリア) 国際ドキュメンタリー賞受賞
2023年 エル・グウナ映画祭(エジプト) ゴールデンスター賞受賞
2023年 エル・グウナ映画祭(エジプト) FIPRESCI賞受賞
2023年 ヴェルジオ国際人権ドキュメンタリー映画祭(ハンガリー) 人権映画・特別言及受賞
 
2025年 Directors Guild of America(アメリカ) DGA賞・ドキュメンタリー部門ノミネート
2025年 German Film Awards(ドイツ) 金賞・最優秀ドキュメンタリー賞ノミネート
2025年 Cinema for Peace Awards(ドイツ) Cinema for Peace Dove賞・最も価値あるドキュメンタリー賞ノミネート
2025年 Cinema Eye Honors Awards(アメリカ) デビュー作品賞ノミネート
2025年 Cinema Eye Honors Awards(アメリカ) 製作賞ノミネート
2025年 Social Impact Media Awards(アメリカ) 最優秀監督賞ノミネート
2024年 香港国際映画祭 ゴールデンファイアバード賞ノミネート
2024年 シアトル国際映画祭(アメリカ) ドキュメンタリー・コンペティション賞ノミネート
2024年 サンパウロ国際映画祭(ブラジル) 新人監督コンペティション・ドキュメンタリー賞ノミネート
2024年 プラハ・ワンワールド映画祭(チェコ) 最優秀ドキュメンタリー賞ノミネート
2024年 Encounters South African International Documentary Festival(南アフリカ) アルジャジーラ賞ノミネート(準グランプリ)
2024年 DocPoint – Helsinki Documentary Film Festival(フィンランド) YLE賞・国際ドキュメンタリー賞ノミネート
2024年 Docville(ベルギー) 審査員賞・テーマ・ドキュメンタリー賞ノミネート
2024年 ルクセンブルク市映画祭(ルクセンブルク) ドキュメンタリー賞ノミネート
2024年 Sama International Film Festival(スウェーデン) 国際部門・審査員賞ノミネート
2024年 Dokfest München(ドイツ) ドイツ・ドキュメンタリー音楽賞ノミネート(Volker Bertelmann)
2024年 Millennium Docs Against Gravity(ポーランド) キヤノン賞・最優秀撮影賞ノミネート
2023年 ヴェネツィア映画祭(イタリア) ルイジ・デ・ラウレンティス賞ノミネート
2023年 カールタゴ映画祭(チュニジア) タニト・ドール賞・長編ドキュメンタリー部門ノミネート
2023年 ストックホルム映画祭(スウェーデン) ブロンズホース賞・ドキュメンタリー部門ノミネート
2023年 ウッドストック映画祭(アメリカ) 最優秀ドキュメンタリー長編賞ノミネート

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