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埋立地の漁民

【日本初公開作品】
原題:Silent Blues of the Ocean
2016年製作/作品時間27分
撮影地:インドネシア
製作国:インドネシア
 
南スラウェシ州の州都・マカッサルで行われた埋め立て工事による、漁民の苦悩を描いた作品。アウィとムリの夫婦は船で漁に出るも、稼ぎの大半は投棄されたごみの分別に頼っている。漁場の入り江も漂着したごみで埋め尽くされ、船はごみの運搬に使うようになった。自宅周辺は埋め立て工事の影響で洪水や浸水が起きやすくなり、雨の日は安心して眠れない。貧困に耐え切れず、国外に出稼ぎに行こうとする者もいる。住民の不安をよそに、新たな埋め立て計画が承認された。ジャカルタに次ぐ中心地を目指す都市計画の中で、住民たちはさらに翻弄されてゆく。
 
監督:アルファン・サブラン、アンディ・F・アザフラ  
撮影:アルファン・サブラン、ヌルタキドル・アヌグラ  
編集:ニック・カルパクジャン  
撮影アシスタント:サブリラ・カシム  
音楽:ホアン・マンヤラ  
製作総指揮:アメリア・ハプサリ
 
◆スラウェシ島にも経済優先の開発計画◆
マカッサル市は東部インドネシアを牽引する主要都市です。港湾による流通業が主な産業で、今後東部インドネシアの重要拠点となるべく、日本企業と共にスマート・エコシティ構想に基づく都市開発計画を立て、道路ネットワークの形成や工業団地、新港湾、住宅やショッピングエリア等を含む開発を積極的に進めています。スラウェシ島は鉱物資源やエネルギー資源にも恵まれており、これらの資源の多くは未採掘です。埋め立て地を拡大し港湾開発を進めることで、インドネシアの経済発展が加速していくと思われます。

[予告編]
 
(映画祭)
2016年デンパサール映画祭 スペシャルメンション

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