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ブラッド・ブラザー(ノーカット完全版)

~志願してインドのエイズ孤児院で働く米国青年とHIV感染した子どもたちが、生きる喜びを分かち合う~


【日本初公開作品】
原題:BLOOD BROTHER
2013年製作/インド・アメリカ/作品時間92分
 
なぜ、そこまで献身的になれるのか。ドキュメンタリー映画作家のスティーブは、彼の親友ロッキーの決断に戸惑っていた。ロッキーは、アメリカでの暮らしをすべて捨て、インドのエイズ孤児院で暮らすという。カメラを手に、インド・チェンナイへ向かったスティーブは、そこでロッキーの思いを知る。孤児院では、エイズHIVウイルスに感染した子どもたちが、エイズ治療難病支援のため施設で働く彼を “ロッキー・アナ(兄ちゃん)”と親しみを込めて呼んでいた。子どもたちにとって、ロッキー・アナは、常に頼るべき存在だった。そしてスティーブの予想に反して驚かされたのは、死と向き合う子どもたちが底抜けに明るく、生きる喜びにあふれていたことだ。ロッキーにとっても、自分を必要としてくれるエイズ孤児たちの存在は、かけがえのないものだったのだ。
 
監督:スティーブ・フーバー
 

<作品の見どころ・社会問題提起>

◆孤児院の子どもたちから得た大切なもの◆

アルコール依存症の母と、暴力をふるう母の交際相手の男のもとで育ち、発達障害児とされてきたロッキーは、幼少のころから常に孤独でした。父親に引き取られた後も、家庭に馴染めず、高校在学中に家を飛び出した彼は、あたたかい家族の絆を知らないまま、青春時代を過ごしました。なぜ、ロッキーは、縁もゆかりもないインドへ渡り、死と隣り合わせのエイズ孤児たちのために、すべてを投げうつ覚悟ができるのでしょうか。それはロッキー自身が、孤児院にいる子どもたちから大切なものを得ていたからなのです。孤独の悲しみの深さを知っているからこそ、分かち合える思いがあったのです。

◆子どものHIV感染数・全世界の陽性患者数◆

WHOによると、世界全体で、0~14歳の子どもたちの約12 万人がHIVに感染し、子どものエイズ関連死は世界で7万6,000人にもなります。世界のHIV陽性患者数は、約4,000万人。東部・南部アフリカが最も多い陽性者を抱えており、東欧・中央アジアなど一部の地域でも、新規感染者の増加が続いています。


[予告編]
 
(受賞歴)
サンダンス映画祭2013 USドキュメンタリー・コンペティション 審査員グランプリ受賞
ビッグスカイ・ドキュメンタリー映画祭2013 最優秀ドキュメンタリー賞受賞
テッサロニキ国際ドキュメンタリー映画祭2013 観客賞受賞
Hot Docs カナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2013 観客賞受賞
ミラノ国際映画祭2013 インターナショナル部門 最優秀ドキュメンタリー賞受賞
アトランタ映画祭2013 観客賞受賞
ナンタケット国際映画祭2013出品。観客賞第2席
カンザス国際映画祭2013 観客賞受賞
ハートランド映画祭2013 観客賞受賞
ストックホルム国際映画祭2013 ドキュマニア部門出品
Camerimage 2013 ドキュメンタリー・コンペティション部門出品
セントルイス国際映画祭2013 St. Louis Film Critics' Joe Pollack Award受賞

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