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【新登場】家族のレントゲン写真

原題:Radiograph of a Family
2020年製作/作品時間80分
撮影地:イラン
製作国:ノルウェー・イラン・スイス
※全世界から視聴可能
 
西洋文化に染まった父と、敬虔なイスラム教徒の母。対照的な二人が辿る運命はいずれも、イラン革命を境に一変した。スイスで放射線医の研修課程を履修中のフセインは、帰省中に出会った女性ターイと恋に落ちプロポーズ。ターイは彼の求婚を受け入れ、スイスでの生活が始まった。飲酒、肌の露出、祈らない夫の姿……ターイは世俗化した暮らしに罪悪感を覚えながらも、フセインの要求に応えていった。妊娠を機に、渋る夫を説得してテヘランに戻った二人。西洋化が進み、様変わりした街に戸惑うターイだったが、ある宗教学者との出会いが彼女を変えた。二人の間に起きた摩擦と、二人が抱える孤独を、作品監督である娘が記録した回想録仕立てのドキュメンタリーだ。
 
監督・脚本: フィルゼ・コスロヴァーニ 
プロデューサー: ファビアン・グリーンバーグ、ボード・ヒョーゲ・ロニング
撮影:モハマッド・レザ・ジャハンパナ
編集:ファラフナーズ・シャリーフィー
音楽:ペイマン・ヤザニアン
 
◆私的空間にまで介入するイスラム法治主義
イラン・イスラム革命は単なる政権交代ではなく、個人の生活様式と「家族のあり方」を根底から変貌させた歴史的な出来事でした。革命後のイランは「法学者による統治」という神権政治へ移行。この体制下では、西洋的な世俗主義は「イスラムの価値観」に反するものとして抑圧の対象とされました。クラシック音楽を含む外国音楽や裸婦画、カードゲーム、飲酒などは禁止。学問や女性の服装などについても厳しく制限されました。作品中では、ヒジャブを被らない女性の写真を破り捨てるという「過去の検閲」も行なっています。革命は、最も親密なはずの家族の間にさえ価値観の断絶をもたらし、私的な空間にまで国家のイデオロギーを浸透させたのです。
 
[予告編]
 
(受賞歴/映画祭)
2022年 シアトル国際映画祭(アメリカ) ドキュメンタリー賞受賞
2022年 Sole Lunaドキュメンタリー映画祭(イタリア) サウンドトラック賞受賞
2022年 オスロFilm from the South Festival(ノルウェー) オーディアン賞受賞
2022年 ベイルート国際女性映画祭(レバノン) 最優先長編国際ドキュメンタリー賞受賞
2021年 MakeDox Creativeドキュメンタリー映画祭()
2021年 IndieLisboa国際インデペンデンス映画祭(プロトコル) アムネスティ国際賞受賞
2021年 オースティン・アジア・アメリカン映画祭(アメリカ) ジュリー賞受賞
2021年 Middle East Now(イタリア) 最優秀映画賞受賞
2020年 IDFAアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(オランダ) 長編ドキュメンタリー賞受賞
2020年 IDFAアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(オランダ) Creative Use of Archive賞受賞

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