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【新登場】黄金の糸
原題:THE GOLDEN THREAD
2022年製作/作品時間86分
撮影地:インド
製作国:インド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、オランダ、ノルウェー、イギリス
※全世界から視聴可能
インドのベンガル地方には、19世紀から操業を続けているジュート紡績工場がある。繊維の埃が舞い飛ぶ工場では、従業員が壊れかけの機械を相手に悪戦苦闘し、作業に明け暮れている。交代勤務の工場は、眠ることを知らない。20世紀前半までは好況に沸いたジュート産業だったが、1960年代以降は安価な化学繊維が台頭し、幾つもの工場が閉鎖された。賃金は下降の一途を辿っている。それでも皆、遠方から何時間もかけて通勤してくる。この地域には他に仕事がないのだ。工場閉鎖の危機に心を痛める一方で、新たな機械の導入による人減らしも気がかりだ。夢を捨て、日々の暮らしに喜びを見つけようとする労働者たちが、ここで人生を紡いでいる。
監督:ニシュタ・ジェイン
脚本:ニシュタ・ジェイン、デボラ・マツナー
撮影:ラケシュ・ハリダス
編集:アレックス・ゴークジャン、ニシュタ・ジェイン
音響デザイン:ニラジ・ゲラ
音楽:ケニス・イシャク
プロデューサー:ニシュタ・ジェイン、イレーナ・タスコフスキー、モラナ・コムリエノヴィッチ
◆再評価と同時に問われる労働者の尊厳
インドのベンガル地方でかつて「黄金の糸」と称されたジュート産業は、今、深刻な岐路に立っています。産業革命以来、100年以上修理を繰り返し使い続けられる旧式の機械。微細な繊維の塵が舞う過酷な現場では、労働者たちが月額250ドル程度の最低賃金を求めて働き続けています。品質より生産量が優先された結果、伝統ある工場の閉鎖も相次いでいます。一方で、ジュートは「脱プラスチック時代」の救世主として再評価されています。高い二酸化炭素吸収力を持ち、土に還るこの天然繊維は、地球温暖化を抑制する持続可能な素材なのです。環境に優しい素材の裏側にある、労働問題や近代化の遅れという構造的な課題。持続可能性を語る上で、労働者の尊厳を守る「公正な移行」という視点が欠かせません。
[予告編]
(受賞歴/映画祭)
2023年 Le Grand Bivouac(フランス) グランドジュリー賞受賞
2023年 Provinziale(ドイツ) ジュリー賞受賞
2023年 ロスアンゼルス・インデアン映画祭(アメリカ) オーディアン賞受賞
2023年 Cine Eco Seia(プロトコル) 長編国際ドキュメンタリー賞受賞
2023年 DokuBaku映画祭(アゼルバイジャン) DocuDarwin賞受賞
2023年 DOXAドキュメンタリー映画祭(カナダ) スペシャルジュリー賞受賞
2023年 Cinema Verite国際ドキュメンタリー映画祭(イラン) 長編映画賞受賞
2022年 IDFAアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(オランダ) オフィシャルセレクション
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