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K2 天空に触れる

【日本初公開作品】
原題:K2 - Touching the Sky
2015年製作/作品時間72分
撮影地:パキスタン
製作国:ポーランド
 
世界第2位の高さを誇るK2で1986年の夏に13人の登山者が命を落とした。「ブラックサマー」と呼ばれた悲劇からおよそ30年後、その子供たちが、かつて親たちが訪れたK2ベースキャンプを目指した。かつて両親を誘惑し、命を奪ったその魔力を体感することが目的だ。経験豊富な女性アルピニストでもある映画監督のエリザは、登山家であることと親であることの両立が可能かを自問する。生還者の証言は、荒れ狂うK2の恐怖を如実に伝え、残された家族の回想は、犠牲者への深い愛情を感じさせる。息を飲むほどに美しいカラコルム山脈の景色とともに繰り広げられる感動的な風景が、両親の選択や自分の情熱を理解しようとしている人たちの、複雑な心理と対照的だ。
 
監督・脚本:エリザ・クバルスカ  
撮影:ラドスワフ・ラドチュク  
編集:バルテク・ピエトラス  
録音:マリウシュ・ビエレツキ  
音楽:ミハウ・ヤツァシェク
 
◆美しい山容とエベレストをしのぐ困難度が登山家を誘う◆
K2は世界の登山家が憧れる場所。どの角度から見ても完璧なピラミッド型という美しさで、山そのものが奥地にあることから自然がそのまま残っている場所でもあります。K2への道は、バルトロ氷河を1週間歩き続かなければなりません。標高こそ世界2位ですが、登山の困難度ではエベレストをはるかにしのぐと言われています。登頂に成功した人の数はのべ400人弱。約1万人が登頂しているエベレストの、わずか25分の1にすぎません。一方で死亡率は高く、これまでの統計によれば23%にも上ります。他の8千メートル峰の多くが10%以下であるのに対して、K2での死亡率は際だって高いのです。それでも登山家がK2を目指す理由が、この作品に収められています。

[予告編]
 
(映画賞/映画祭)
バンフマウンテン映画祭(カナダ)最優秀長編賞
グラーツ国際山岳映画祭(オーストリア)アルパインカメラ ゴールド
ケルダン山岳映画祭(イギリス)グランプリ
ビルバオメンディ映画祭(スペイン) 最優秀監督賞
トレロ山岳映画祭(スペイン)最優秀山岳文化賞
バンクーバー山岳映画祭(カナダ)グランプリ
Hory A Mesto 映画祭(スロバキア) グランプリ
テガーンゼー国際山岳映画祭(ドイツ)ベストアルパイン賞 など

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