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ツンマ ツンマ ヒマラヤの尼僧たちと過ごした夏

【日本初公開作品】
原題:尊瑪、尊瑪:我和她們在喜馬拉雅山的夏天
英題:Tsunma, Tsunma My Summer with the Female Monastics of the Himalaya
2018年製作/作品時間70分
撮影地:インド
製作国:台湾
 
台湾の写真家リン・リーファンが、インド北部ヒマラヤ高原の尼僧院で尼僧たちと過ごした夏を記録したドキュメンタリー。「高貴、繊細、純粋」を意味する敬語の“ツンマ”は、チベット仏教の尼僧を指すヒマラヤの言葉だ。大自然の中で寒さと空腹に耐えて修行する者もいれば、アムチ(伝統医)となり、人々に診療を施す者もいる。結婚すると、家事、子育て、家畜の世話に追われ常に苦境にある女性を苦痛から解放するために、教育やダルマ(仏法)の普及に努める。彼女たちの行動は、修行や勉強だけにとどまらす、宗教文化の継承と発展にもつながっている。尼僧院での家族的な人間関係、ヒマラヤ山麓の美しい自然環境、伝統を受け継ぐ宗教文化。美しい映像と温かな人間関係が心を打つ作品だ。
 
監督・撮影:リン・リーファン  
製作総指揮:チェン・シューイン   
プロデューサー:ギャビン・リン  
監修:ゲシェ・ロブサン・ダムチョー
 
◆インド北部のヒマラヤ高原でチベット仏教を伝承◆
インド北部はチベットの人たちにとって特別な場所。ダラムサラにはチベット亡命政府が置かれ、ラダックやスピティなどの町に、チベット仏教の信仰者が多く暮らしています。中でもインドの北の果て、ラダックは「小チベット」とも呼ばれる町。標高3500メートルの荒涼とした大地に、チベット仏教の荘厳な世界が広がっています。険しい山岳地帯には数多くのチベット仏教僧院が点在し、生活様式や文化を伝承。広く社会で活動する尼僧たちは、ラダックの女性にとってのロールモデルにもなっています。チベットの寺院が中国政府の弾圧により破壊された今、「チベットよりもチベットらしい町」との声も聞かれます。

[予告編]
 
(映画祭)
2020 ASIAN POP UP CINEMA-SEASON 11 (USプレミア)
2017 台灣國際女性影展

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