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二重被爆〜語り部・山口疆の遺言
【日本初配信作品】
2011年製作/日本/作品時間70分
ドキュメンタリー映画「二重被爆」(2006年3月完成)から5年。広島・長崎で二度被爆した山口彊(やまぐち つとむ)さんが、2010年1月に93歳でこの世を去るまでの晩年、被爆体験と核兵器廃絶を訴える語り部活動の様子を記録した続編。2005年、90歳を直前に最愛の息子を失った山口さんが、国内外に発信しようと活動を始め、国連での講話を皮切りに精力的に訴えかけを行い、自ら胃がんで亡くなる前に、映画「タイタニック」「アバター」で知られるジェームズ・キャメロン監督と対面した様子も収録されている。
監督・プロデュース:稲塚秀孝
語り:加藤登紀子
撮影:三浦貴広
音声:伊藤健次
◆海外へ発信しないといけない。被爆者の思いはまだまだ伝わっていない◆
本作の監督である稲塚秀孝さんは、北海道苫小牧市出身のテレビプロデューサーです。稲垣さんが山口さんと出会ったのは、被爆60年のテレビ番組を制作した2005年でした。その年、次男をがんで亡くした山口さんは、これまで胸に秘めてきた思いを語る決意を固めたそうです。「国内でぼやぼやせずに、海外へ発信しないといけない。被爆者の思いはまだまだ伝わっていない」。取材を通して山口さんと寄り添うなかで、彼が口癖のように話していたことをよく覚えているといいます。アメリカの平和活動家、キャサリン・サリバンさんを、長崎市・浦上天主堂の被爆マリア像に案内し、「このマリアさんに力を貸してください。マリアさんと一緒に反核活動をしてください」と伝えるなど、世界へ向けて反核の強い意志を伝え続けた山口さんの功績は大きいものです。
[予告編]
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