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ゲシェマの誕生 ー尼僧院の希望ー

【日本初公開作品】
原題:THE GESHEMA IS BORN
2019年製作/作品時間56分
撮影地:インド
製作国:インド
 
子どもの頃から尼僧を天命だと感じていたナムドル・プンツォク。両親の反対に遭いながらも、信頼するラマ僧の勧めにより、念願の尼僧になった。修行に励むナムドルだったが、仏教にはブッダの時代から尼僧が男性僧侶に従属するという“男性優越主義”が敷かれている。しかし、ダライ・ラマ法王は「女性や尼僧に生まれ変わることもある」と述べ、尼僧院でも僧院と同様に学問を行った。大きな希望を抱いた尼僧たちは勉学に励み、問答で互いを鍛え合う。伝統的な男性優位思想が残る中、尼僧が最高学位“ゲシェマ”となることはできるのか。尼僧たちの熱い思いが、チベット仏教社会の閉ざされた扉に挑む。
 
監督・編集:マラティ・ラオ  
製作:ラジーヴ・メロトラ  
製作総指揮:トゥリカ・スリバスタワ、リディマ・メフラ  
助監督・編集:シェファリ・ジャムワル
 
◆男性優位のチベット仏教界が変革を始める◆
原始、女性はブッダに入団を拒まれ、4度目の懇願で入団を認められたものの具足戒と呼ばれる8つの厳しい定めを守るという条件を課せられました。その定めは常に男性僧侶に従属を求める性質のもの。また、チベット仏教では2500年もの間、徳を知る者である“ゲシェ” (女性は“ゲシェマ”)の称号を女性が得ることはできませんでした。ダライ・ラマ法王は何十年にもわたって、チベット仏教の女性に力を与え、最終的に僧侶と同じ教育と学位を受けられるように働きかけました。2012 年に学位を女性に開放。2016年には初のゲシェマが20人誕生しました。

[予告編]
 
(映画賞/映画祭)
Bangkok, Thailand (Award)
Jakarta, Indonesia (Award)
Indic Global Festival (Award)
Berlin, Germany
Florence, Italy
Madrid, Spain
Calcutta; Mumbai; India

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