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オンライン奴隷市場

【日本初公開作品】
原題:Maids For Sale
2019年製作/作品時間51分
撮影地:クウェート、ギニア共和国
製作国:イギリス
 
子どもが売られ、財産のように取引されている。湾岸諸国ではメイドがネット上で売買され、“オンライン奴隷市場”と呼ばれている。取引に使われるアプリはGoogle PlayやApp Storeで提供されていたという。これらは女性や子どもから基本的人権を奪う闇の市場であり、搾取や虐待の温床になっている。一方で、こうしたサービスを利用する側が、これは違法行為であり人身売買であることに気づいていない現実もある。クウェートにいる70万人のメイドたちもまた、奴隷市場の犠牲者だ。BBCアラビア放送がクウェートで潜入取材を敢行し、衝撃的な事実を明らかにした。
 
監督・撮影:ジェス・ケリー  
製作総指揮:ロージー・ガースウェイト、ムスタファ・ハリリ  
プロデューサー:オーウェン・ピネル  
編集(デジタルドキュメンタリー):ムスタファ・ハリリ
 
◆悪用されるデジタル技術は、誰の責任?◆
“オンライン奴隷市場”は、スマートフォン1つで人身売買に関与することができます。手軽に利用できることから利用者にも犯罪行為であるという意識が薄く、世界的に深刻な問題が広がっています。グーグル社は「すべての奴隷制度を排除する」と表明しています。フェイスブックのコミュニティ規定では、人身売買に関わる個人や団体の使用を禁じています。アップル社のガイドラインでは、宗教、人種、性別、国などに対するあらゆる差別を禁じています。しかし、差別的なハッシュタグはインスタグラムやグーグル、アップル上に今なお健在です。悪用されるデジタル技術は誰の責任なのでしょうか?政府が国内法を強化し、企業がユーザーに対して厳しい規制を設けないと、ネット上の人身売買はこれからも続いていきます。

[予告編]

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