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タリバンの新しい友

【日本初配信】
原題:Taliban's New Friend
2023年製作/作品時間46分
撮影地:アフガニスタン
製作国:カタール

2021年の米軍撤退を機に、タリバンがアフガニスタンを掌握。その直後から、中国の実業家たちが次々とアフガニスタンに入ってきた。彼らの目的はビジネスだ。経済危機や人権問題、武装集団の襲撃などのリスクを恐れず、ひたすら成功だけを目指す中国人事業家の奮闘を映像に収めた。カブールの邸宅を借り上げ、中国人向けのゲストハウスを開業した青年は、鉱山開発を狙う同胞実業家と政府の橋渡しも行う。塗装業で財を成した起業家は、首都カブールでホテルの経営に乗り出した。荒涼な大地に人口300万人の都市を計画する者もいれば、映像メディアを立ち上げた者もいる。あくなき挑戦者たちにタリバンは微笑むのか。起業家の情熱がリアルに伝わってくる作品。
 
監督:ヴィンセント・ドゥ
 
◆「一帯一路」の要衝掌握を狙う中国の戦略◆
アフガニスタンは、中国の経済圏構想「一帯一路」の要衝です。そのため中国は、同国への経済進出に強い意欲を見せてきました。中国商務省ではアフガニスタンの地下には石炭や鉄鉱石などがおよそ3兆ドル分も眠っていると分析しています。カブールの中心部には中国企業が入居する「中国城」と呼ばれる大型ビルがあり、各社がタリバンと協議を重ね、経済活動を進めています。中国の援助で、住宅や公園などをつくる大規模な都市開発プロジェクトも進行中です。国際社会がタリバン政権を認めない中、中国は他国に先駆けてタリバンの大使を受け入れました。関係強化を進める両国の動きから、今後も目が離せません。
 
[予告編]

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