特集「世界教師デー」(全5本)

◆教師の役割について理解を深める「世界教師デー」
10月5日は「世界教師デー」です。「世界中の教育者の立場を認め、評価し、改善する」ことで、教師や教育に関連する問題を検討する機会となることを目的に、1994年から開催されています。この日は世界中で、教師の果たす役割への理解を深めるためのキャンペーンが行われます。教育の主役は子どもたちで、教師は脇役ですが、教師の仕事への理解を深める機会を持つことが、教育界の底上げにもつながるでしょう。未来への投資と言われる教育の最前線に立つ、教師をクローズアップした作品を用意しました。
 
◆教師が授ける豊かな知識が、子どもたちの未来を築く
教育は国家や民族の繁栄になくてはならないものであり、教師はその伝導者であるといえます。時代とともに社会が多様化する中で、教師にもさまざまな資質が求められるようになりました。中でも大切なのは知識基盤社会への対応です。国や地域の事情によって教育の格差があることは否定できません。しかし教師は、どんな状況であっても子どもたちが幸せな将来像を描けるよう、学びの場を提供し、熱意をもって学業を授けています。社会のコミュニケーションや経済発展のためには、言語や数字への理解と応用が不可欠です。
 
◆教育の真髄は、大人になっても学び続けること
近年「リカレント教育」という言葉を耳にすることが増えました。生涯にわたって働きながら学び続けるという意味です。教育の対象は子どもや若者に限りません。社会人となって仕事を覚えるときには教育係の先輩や上司がいます。中高年になっても新たな学びの場があれば、そこには必ず教師の存在があります。知識だけでなく技術や精神も含めて、真髄や極意を伝授するのが教師の役割。「人生100年時代」と言われる現代において、生涯学び続けるという姿勢こそが健康長寿の秘訣であり、教師はそれをサポートする大切な役割を担っているといえます。

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