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明日がもたらすもの 教育を求める少女たち
【日本初公開作品】
2017年製作/アフガニスタン/作品時間76分
これは2009年から2015年に、アフガニスタンに設立された地域初の女子学校を撮影したドキュメンタリー映画です。同国では2015年だけで213の女子学校が閉鎖され、5万人の少女が影響を受けたといいます。女子教育に対するイスラム原理主義者たちの強い反発が原因です。この4年で襲撃された女子学校は100以上、放火や自爆攻撃、生徒たちの顔へ酸をかける、飲み水への毒物混入などの被害が相次いでいます。そのような状況で、女子学校をいかにして守るのか。教育の可能性を信じ、懸命に女子教育の意義を訴えようとする教育者たちと女子生徒たちの姿を見つめます。
監督:ベス・マーフィー
◆女子の6割~8割以上が学校に通えないという現実◆
アフガニスタンでは、継続している紛争と国内全域の治安の悪化、さらに根深い貧困問題や、女性に対する差別によって、学校に通えない子どもたちの数が、増加する傾向にあります。学校に通っていない子どもたちの約6割が女子で、場所によっては8割以上の女子が通学していないという県もあるのです。この課題を解決させるためには、宗教的指導者や地域の人々の理解と協力が欠かせません。いかに女子教育の普及を啓蒙させることができるのか。また、学校には、トイレや手洗い場、安全な飲料水など、安全で保健基準を満たす施設が必要です。さらに女性教員を増やし、能力の向上を図ることや、「児童婚」の問題に取り組むことなども求められています。
[予告編]
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