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これにて、おさらば
【日本初公開】
原題:It's a Wrap
2022年製作/作品時間56分
撮影地:イスラエル
製作国:イスラエル
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ユダヤ人女性のミリは問題を抱えていた。癌に冒された母親・ハヤと同居を始めたものの、ハヤは自分の人生に見切りをつけ、お別れの会を開くと言い始めた。親戚や友人たちを招待するが、電話の向こうでは一様に「神から与えられた命を全うすべき」との反応が返ってくる。ハヤはそんなことはお構いなしに、ミリに命じてスイスの安楽死団体への登録も済ませた。結婚せず、女手一つで娘を育ててきた音楽家の母との、残りわずかな日々を惜しみながらも、母の願いを叶えようと奔走するミリ。家族以外の誰もが反対するお別れの会に、はたして人は集まるのか。延命治療と人間の尊厳について、私たちに問いかける作品だ。
監督・撮影・編集:アミット・ミラー、ミリ・アーマン
製作:アヴィガイル・シュペルベル
デザイン・アニメーション:ヤロン・シン、ガイ・アダウト
◆尊厳ある人生と、安楽死の合法化◆
病気の治癒が難しいと考えられる患者が、自らの意思で延命治療を行わずに死を迎えるのが「尊厳死」。患者から延命治療中止の希望を受けた医師は、寿命を伸ばすための積極治療をやめ、苦痛を和らげるケアに切り替えます。似た言葉に「安楽死」があり、こちらは治療の見込みがなくなった患者の希望により、医師が投薬などにより死に導く行為。安楽死は日本の法律では「嘱託殺人」にあたり、罪に問われます。世界で初めて安楽死を合法化したのは2001年のオランダ。以降はベルギーやカナダ、スペインなどでも認められ、近年合法化する国が増加しています。スイスでは積極的安楽死は禁止されていますが、自殺幇助は合法。自殺幇助団体が存在し、登録者は1万人以上。そのうち9割が外国人と言われています。
[予告編]
(受賞歴/映画祭)
2024年 オリオン国際映画祭(イスラエル) 最優秀長編ドキュメンタリー賞受賞
2024年 アテネ国際月間アート映画祭(ギリシャ) 特別表彰受賞
2023年 ライフ・ビヨンド・ライフ映画祭(イタリア・トリノ) 最優秀監督賞受賞
2023年 サラトフ・サファリング国際映画祭(ロシア) グランプリ賞受賞
2023年 パラダイス映画祭(ハンガリー) 最優秀ドキュメンタリー賞受賞
2023年 ライフ・ビヨンド・ライフ映画祭(イタリア) 最優秀監督賞受賞
2022年 ジャイサルメール国際映画祭(インド) 受賞
2022年 モッコ国際映画祭(インド) 最優秀ドキュメンタリー賞受賞
2023年 カンヌ・コンチネンタル映画祭(フランス) オフィシャルセレクション
2023年 第18回IAWRTアジア女性映画祭(インド) オフィシャルセレクション
2022年 ハイファ映画祭(イスラエル) オフィシャルセレクション
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