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秘境をぶっ飛ばせ ミャンマー編

【日本初公開作品】
原題:DICING WITH DEATH: MYANMAR: NO FEAR
2018年製作/作品時間51分
撮影地:ミャンマー
製作国:フランス
 
道なき道を疾走するドライバー、キングコブラにキスする女性、高さ100メートルの高架橋を渡る列車……危険を冒して得られるものは何なのか? 人気シリーズ「秘境をぶっ飛ばせ!」のミャンマー編をお届けする。スリリングな場面を通してミャンマー人の人生観や民族性を知ることができる作品だ。 ミャンマー北西部の山岳地帯では、移動すること自体が冒険。ジープ1台に15人と牛1頭を乗せ、横転しそうな泥道を運転するドライバー。村の葬儀に参列する人たちを、燃料費だけで送るのだという。誰も運転したがらない雨季を好むトラックドライバーもいる。転落の恐怖や立ち往生のストレスにも負けず、60キロの道のりを3日かけて進む。人々の生活を支える「輸送」の中に、ミャンマーの気候や風土、歴史が垣間見える。
 
製作:トニー・コミティ 監督:ダニエル・レネ、シャルル・コミティ  
撮影:ジュリアン・ボルアン、ダニエル・レネ、シャルル・コミティ  
編集:パトリス・ルッチーニ、マリー・ノエル・ベック・ドゥ・サン・ジョア  
製作総指揮:ドミニク・カレル  
音楽:トーマス・ダッペロ
 
◆人口の4分の3を占める農村部の未整備道路◆
近年主要都市を中心に飛躍的に経済発展を遂げているミャンマーですが、半世紀以上も独裁政権や軍事政権が続き世界から孤立。首都近辺の道路ばかりが整備され、約14万6000 kmの幹線道路ネットワークのうち80%が未舗装のままです。そのため、雨季には道路全体が泥沼化したり冠水したりと、一般車両どころか、場所によっては人の通行さえも困難になっています。全人口の4分の3が住むといわれる農村部では農作物の市場への運搬が困難となる他、病院や学校へのアクセスが制限され、住民は不便な生活を強いられています。地方道路整備が実施されていますが予算が十分ではないため、いまだに悪状況におかれている村が無数に存在します。

[予告編]

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