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水の重み -気候危機による犠牲-

【日本初公開】
原題:The Weight of Water
2021年製作/作品時間68分
撮影地:ネパール
製作国:ネパール、インド、イギリス
 
二酸化炭素排出量は世界全体の0.01%未満でありながら、気候変動の影響が最も大きいと言われるネパールに暮らす3組の家族の困難に迫るドキュメンタリー。家事と水運びに明け暮れる女性は、家の近くの泉が枯れたため、往復3時間歩いて水を汲む。出産直後も毎日水を運び続けたため、重い「子宮脱」を患った。スポーツクラブでは、住民たちの協力で造り上げたグラウンドが、洪水で使えない状態になった。下校中の娘が洪水にさらわれた母親は、「橋さえあれば」と悔やみ続ける。湧水や雨などの自然に近接したネパールの暮らしは、環境変化の影響を受けやすい。全ての国が今、温室効果ガスの排出目標を達成したとしても、気候変動はこの先数十年も続く。私たちに何ができるだろうか。

監督:ニーリマ・ヴァランギ、ディージ・フィリップス
ディレクター・製作:ニーリマ・ヴァランギ、ディージ・フィリップス
製作総指揮:ニーリマ・ヴァランギ
編集:ブランドン・カーン
撮影監督:ディージ・フィリップス
 
◆多発する自然災害と、未整備な防災インフラ◆
ネパールでは、気候変動は特に深刻な問題です。ヒマラヤの丘陵地隊では、もともと降雨量が少ない上に干ばつが襲い、飲料水の欠乏だけでなく、農作物の収穫量減少、牧草地の荒廃などの被害に見舞われています。2022年に、米国の大学研究により、エベレストのサウスコル氷河が、過去25年間で55メートルも薄くなったことが判明。その大半は1950年以降の気候変動によって引き起こされた可能性があります。研究者は「氷河の36%は2100年までに消滅」と予測しています。気候変動は、平野部に豪雨ももたらしています。ネパールは防災インフラが未整備であり、自然災害に対して極めて脆弱な国です。自然災害の被災者数では洪水が最も多く、特に雨季の慢性的な洪水被害が深刻化しています。
 
[予告編]

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