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いのちの水

【日本初公開】
原題:Living Water
2020年製作/作品時間77分
撮影地:ヨルダン
製作国:スイス、チェコ、ヨルダン
 
ヨルダンで“最後の安定した水源”といわれる地層「ディジ」の恩恵を受けてきた生活者たちが直面する苦悩を描いた作品だ。ヨルダン南部のワディ・ラムは、同国最大の「涸れ川」。遊牧民はかつて、家畜のための水場をつくりながら渓谷を転々としていた。その赤茶けた大地の下に、海のような水源のディジが眠っていた。1964年、遊牧民の居住区に最初の井戸が掘られ、砂漠には農地が広がった。人々が移住してきて、いくつもの村が生まれた。しかしディジ層の水はサウジアラビアとも共有しており、水は数万年の歳月により生まれた「化石水」。このまま使い続けると持続可能な未来の訪れは疑わしい。開発のための資本か、生命の根源か。政府と国民の間にある溝は深い。

監督:パヴェル・ボレッキー
監督・編集/調査・脚本/撮影/製作:パヴェル・ボレッキー
調査監修:ミカエラ・シャウブル、エリアス・サラメ
脚本監修:フサム・フセイン
演出/製作:ヴェロニカ・ジャナコヴァ
音響:ジョン・グリズィニック
音楽:シャディ・クライス
 
◆都市部の水資源確保はヨルダン喫緊の課題◆
ワディ・ラムは、砂岩と花崗岩でできた谷、ヨルダン最大のワディ(涸れ川)です。「月の谷(ムーンバレー)」と呼ばれ、ユネスコの世界遺産にも登録。映画のロケ地としても知られています。ヨルダンの主要な水源は地下水で、総利用水量のうち地下水が占める割合はおよそ6割。その地下水のうちの4分の1以上を、再生不可能な帯水層から取水しています。ヨルダンは大量の難民流入や自然増加により人口が増加しており、現在の水資源量から考えると、水の確保がさらに困難な状況になるといわれています。更に人口の半分以上が首都アンマンに集中しており、特に都市用水の確保が急務となっています。
 
[予告編]

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