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チベットを決して忘れない 知られざるダライ・ラマ物語

 【日本初公開】
原題:Never Forget Tibet: The Dalai Lama's Untold Story
2022年製作/作品時間94分
撮影地:チベット、インド
製作国:イギリス

願い叶ってダライ・ラマ14世法王、テンジン・ギャッツォに会うことができた女性ジャーナリスト、ラニ・シン。この作品は、彼女の取材に至る日々に迫る中で、中国のチベット弾圧や法王のインドへの脱出劇を克明に追ったドキュメンタリーだ。法王は、1959年に2度目の脱出を果たして以後、チベットへの帰還はできていない。1989年にノーベル平和賞を受賞したことで、中国政府から命を狙われる存在にもなった。若かりし頃の法王に撮影を許された唯一の写真家が残した写真や、法王に仕えてインドの道中を案内した当時の行政官の回顧を交え、法王の慈悲深さやチベット人の厚い信仰心を映像に収めている。中国政府によって破壊されてしまったチベットの文化と精神は、今も受け継がれている。

監督・プロデューサー:ジャン・ポール・マルティネス
脚本:ジャン・ポール・マルティネス、ラニ・シン
編集:タラ・マルティネス
撮影:アショク・プラサード、イスラフディン・アシュラフ、エド・コールマン、ジャン・ポール・マルティネス、プリンス・シャー、デヴィッド・T・スミス
音楽:アヌーシュカ・シャンカール、ニッキー・ウェルス、クレイグ・プルエス

◆チベット民族の象徴、ダライ・ラマ
ダライ・ラマは、チベット仏教の指導者であり、チベットの元首も兼ねています。チベットは17世紀に政府が発足して以来、ダライ・ラマによる政教一致体制が約300年続いてきました。ダライ・ラマが没すると、僧たちにより次のダライ・ラマが予言され、予言に合致した子どもが「生まれ変わり」と認定され、ダライ・ラマの称号を継承。現在のダライ・ラマは第14代です。中国建国後、人民解放軍の侵攻によりチベットは中国に併合。寺院はことごとく破壊され、多くのチベット人が殺害されました。ダライ・ラマ14世はインドに亡命し、亡命政府を樹立。チベット問題の平和的解決を世界に訴え続け、ノーベル平和賞を受賞しました。しかし中国政府によるチベット弾圧は今も続いており、監視や逮捕、虐殺などが報告されています。

[予告編]

(映画賞/映画祭)
 
2022年 WORLD ETHNIC映画祭(台湾) オフィシャルセレクション
2022年 人権映画祭(オランダ) オフィシャルセレクション
 
2021年 SXSW映画祭(アメリカ) EXCELLENCE IN TITLE DESIGN賞 ノミネート

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