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イノセンス 罪なき日々の終わり
【日本初公開】
原題:Innocence
2022年製作/作品時間100分
撮影地:イスラエル
製作国:イスラエル、アイスランド、デンマーク、フィンランド
イスラエルの若者たちは、幼い頃から兵士になることを期待される。男であれ女であれ、そこに選択の余地はない。兵士は子どもにとって憧れと尊敬の対象であり、誰もが兵士になることを夢見なければならないのだ。戦うことにストレスや苦痛を感じる者でさえ、自らの兵役を受け入れ、肯定する以外に生きる術がない。このドキュメンタリーは、兵士でいることに耐えられなくなった複数の若者が、自ら命を断つまでの心の中を描いた作品だ。彼らの心の叫びを、遺された日記と幼少期からのホームビデオ映像を交えて世に知らしめている。兵役こそが国家への奉仕と認められるイスラエルで、若者たちが抗うことができない運命にスポットを当てている。
脚本・監督・編集:ガイ・ダビディ
プロデューサー:シグリッド・ヨンソン・ダイヤー、ヒッラ・メダリア
撮影:アブナ・シャハフ、ガイ・ダビディ
共同プロデューサー:カーレ・アホ、 マルグレット・ヨナスドッティア
音楽:スノリ・ハルグリムソン
音響デザイン:ハイキ・コッシ(M.P.S.E)
追加編集:マヤ・フリース
エグゼクティブプロデューサー:リナト・クライン、ドリト・ハッセル
◆軍歴を重視するイスラエル社会◆
イスラエルは1948年の建国と同時に徴兵制を導入しています。アラブ諸国に囲まれたパレスチナの地に誕生した小国イスラエルが、国家と国民を守るための手段として取り入れたのが国民皆兵制度だったのです。「国民」は「ユダヤ人国家」の国民を指し、ユダヤ人以外の異教徒は徴兵対象から除外されています。イスラエルでは軍歴があることが国民としてのステイタスであり、就職においても採用条件に軍歴を求められることが多いと言われています。兵役を拒否した者や非ユダヤ住民の兵役不選択は、就業や日常生活において不利になることがあり、徴兵対象外であっても志願して従軍する国民もいます。
[予告編]
(受賞歴/映画祭)
2023年 Millenium Docs Against Gravity映画祭 ビドゴシュチ・アート・ドック賞受賞
2023年 Millenium Docs Against Gravity映画祭 メインコンペティション特別言及賞受賞
2023年 Terra di Tutti映画祭 Lo Porto賞受賞
2022年 ヴェニスの若手アーティスト 最優秀地中海映画賞受賞
2024年 ソルトスプリング映画祭(カナダ) オフィシャルセレクション
2023年 ルーネンバーグ・ドック・フェスティバル(カナダ) オフィシャルセレクション
2023年 ケベック映画祭(カナダ) オフィシャルセレクション
2023年 アトランティック国際映画祭(カナダ) オフィシャルセレクション
2023年 コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭(デンマーク) オフィシャルセレクション
2023年 Hot Docsカナダ国際ドキュメンタリー映画祭 オフィシャルセレクション
2023年 ミュンヘン国際ドキュメンタリー映画祭(ドイツ) オフィシャルセレクション
2023年 テッサロニキ・ドキュメンタリー映画祭(ギリシャ) オフィシャルセレクション
2023年 DocPointヘルシンキ・ドキュメンタリー映画祭(フィンランド) オフィシャルセレクション
2022年 ヴェネツィア映画祭(イタリア) オフィシャルセレクション
2022年 シカゴ国際映画祭(アメリカ) オフィシャルセレクション
2022年 釜山国際映画祭(韓国) オフィシャルセレクション
2022年 タリン・ブラックナイツ映画祭(エストニア) オフィシャルセレクション
2022年 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(オランダ) オフィシャルセレクション
2022年 インド国際映画祭 オフィシャルセレクション
2022年 Alice nella Città(イタリア) オフィシャルセレクション
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