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筑波海軍航空隊

【日本初配信作品】
2015年製作/作品時間99分
撮影地:日本
製作国:日本
 
戦闘機の教育訓練部隊「筑波海軍航空隊」から84人の若者が、沖縄戦のための特攻隊に編入され60人が戦死した。その中心は、学徒出陣によって大学を中途で辞め、特攻隊に志願した若者たち。「お国のために」命を投げ出すしかないという時代の空気の中での志願だった。特攻隊に編入されながら、生きて終戦を迎えた者の多くはすでに亡く、存命者もほとんどが90歳を超えている。彼らの心には今なお、仲間たちと過ごした時間が刻まれ、仲間を失った無念や、生き残ったことへの複雑な思いが残っている。特攻隊員たちの出撃前の様子や、遺された人々のエピソードも丹念に拾い集め、知られざる特攻隊員の素顔と、彼らが経験した戦争の真実を映し出す、迫真のドキュメンタリー。
 
監督:若月 治  
ナレーション:原 日出子  
製作:金澤大介  
企画:橘川栄作  
プロデューサー:曽根祥子、山上徹二郎  
ラインプロデューサー:渡辺栄二  
撮影:加藤孝信  
編集:蛭田智子  
整音・音響効果:永濱清二  
音楽:西井夕紀子  
朗読:天田益男、由利昌也、大森大樹 
©2015 プロジェクト茨城
 
◆後世に残すべき特攻隊の証言集◆
“国のために命を投げ出した英雄”という面ばかりが強調される特攻隊員ですが、本当は普通の若者たち。恋やスポーツに熱中し、歌や文学に酔いしれる、そんな当たり前の日々を奪われてしまったのです。筑波海軍航空隊で訓練を受けた海軍飛行予備学生は、戦争がなければ、社会で活躍し組織を牽引していくようなエリートぞろいでした。だからこそ、戦争の行方が分かっていながら“軍神”となる運命を受け入れたのです。当時の建物が現存する茨城県笠間市では、戦跡の保存や資料収集などの掘り起こしが行われています。これまで知られることのなかった事実を調査し、次世代にどう伝えていくのか。地元の人々の熱い想いと丁寧な取り組みから生まれた作品です。

[予告編]

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